Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

読書

企業の天才! 江副浩正 8 兆円企業リクルートをつくった男

『企業の天才! 江副浩正 8 兆円企業リクルートをつくった男』(大西康之,東洋経済新報社,2021年2月11日)を読了。 リクルートは「ファクトとロジック」「財務諸表と経営戦略」の会社になりました。人の情緒に訴える「カリスマ経営」の対極に位置する,日…

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』(星 渉,KADOKAWA,2018年7月6日)を読了。 なぜ「心が強い人」の人生は「思い通り」なのか? それは,心が強い人は「今の自己評価」ではなく,目標達成した「未来の自己評価」で生きているからです。つまり…

孫子の兵法

『孫子の兵法』(守屋 洋,三笠書房,1984年10月16日)を読了。 「勝算がなければ戦わない」(謀攻篇)というのが『孫子』の基本認識である。自国の戦力,彼我の優劣を検討するのは,みな勝算のあるなしを明らかにするためである。それは可能であり,しかも…

経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 # シン FIRE 論

『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 # シン FIRE 論』(穂高 唯希,KADOKAWA,2023年2月25日)を読了。 私がブログ*1開設から一貫して掲げてきた「経済的自由を得て,自由で主体的な人生を描く」という生き方は,まさしく FIRE に通じるものがあり…

人を動かす原則

『人を動かす原則』(レス・ギブリン,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2017年12月25日)を読了。 人々が仲よくやっていけるのは,お互いの自尊心が高いレベルにあるときである。自尊心が高い人は明るくて心が広く,他人の考え方にすすんで耳を傾ける。自…

働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門 電子版

『働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門 電子版』(池上彰 監修,学研プラス,2022年3月)を読了。 これまでの経済学では人間を「ホモ・エコノミクス(経済人)」と定義してきました。人間はつねに合理的かつ利己的,自制的に判断して行動…

デジタル資本主義

『デジタル資本主義』(此本 臣吾 監修,森 健・日戸 浩之 著,東洋経済新報社,2018年5月3日)を読了。 トマ・ピケティは『21 世紀の資本』のなかで,長期的にみれば資本収益率が経済成長率よりも高く,この大小関係によって資本を持つ人はより豊かになり,…

システム開発・刷新のための データモデル大全

『システム開発・刷新のための データモデル大全』(渡辺幸三*1,日本実業出版社,2020年9月20日)を読了。 論理フィールドの値を DB 上で物理的に保持しておく必要はありません。なぜなら,それらの値は物理的に記録されているデータを組み合わせることで,…

脱常識の儲かる仕組み チェンジ・ザ・ルール!

『脱常識の儲かる仕組み チェンジ・ザ・ルール!』(岸良裕司,Goldratt Japan,2023年12月発行)を読了。 みんなが一生懸命働くことが必ずしも全体最適ではないということだ。一方で,ボトルネックに集中すること,すなわち全体のたった一点に集中すること…

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』(千葉雅也,文藝春秋,2020年3月20日)を読了。 言葉それ自体は,現実から分離している。 言葉それ自体は,現実的に何をするかに関係ない「他の」世界に属している。(位置 No. 321) 言葉と現実は違うことを…

経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

『経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~』(宮台真司,野田智義,光文社,2022年2月22日)を読了。 グローバル化は,とりわけ先進諸国の内部において,新たな構造的問題を生み出しています。そこで起きているのは,資本移動による…

逃亡刑事

久し振りに小説を手に取る。手にしたのは,ハードボイルドな女性刑事の活躍(逃亡)を描いた『逃亡刑事』(中山七里,PHP 研究所,2017年11月20日)。 どんなに疲弊し,どれだけ腐敗した組織にも最低限のモラルがある。職業人としての矜持と言ってもいい。司…

なぜ,嫌われ者だけが出世するのか?

出世したいわけでも,嫌われ者になりたいわけではないが,『なぜ,嫌われ者だけが出世するのか?』(齊藤勇,プレシデント社,2015年5月29日)を読んでみた。 人事評価で上司を味方につけるのに一番大事なことは,仕事のプロセスをきちっと見せることなんで…

世界史の構造的理解 現在の「見えない皇帝」と日本の武器

たまには世界史を勉強してみようと『世界史の構造的理解 現在の「見えない皇帝」と日本の武器』(長沼伸一郎,PHP 研究所,2022年8月29日)を読んでみた。 コロナなどの衝撃は,今まで潜在的に社会の底にくすぶっていた問題を一挙に表面化させる力をもってお…

独裁力 ビジネスパーソンのための権力学入門

独裁力を身につけるため,『独裁力 ビジネスパーソンのための権力学入門』(木谷哲夫,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2014年4月20日)を読んでみた。 リーダー力 = コンセプト力(構想力) + 独裁力(組織を動かす力)(位置 No. 71) 構想だけでは足り…

面白くて眠れなくなる社会学

『面白くて眠れなくなる社会学』(橋爪大三郎,PHP 研究所,2015年2月6日)を読了。 戦争とは,《暴力を用いて,自分の意思を相手に押しつけること》,をいいます。(これは,クラウゼヴィッツ『戦争論』の,有名な定義です。)(位置 No. 219) 自分の意志…

文章力を鍛える Web ライディングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方

社内で行っているポータルサイトに記載する記事のネタを考えるため,「文章力を鍛える Web ライディングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方」(敷田 憲司,翔泳社,2016年6月6日)を読んでみた。 コンテンツマーケティングの目的「集…

スティーブ・ジョブズの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実

「スティーブ・ジョブズの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実」(ジョージ・ビーム,文響社,2022年10月14日)を読了。 (ジョブズが何としてもアップルに引き抜きたかった,元ペプシコ幹部のジョン・スカリーに対して)このまま一生,砂糖水を売って…

死ぬほど読めて忘れない 高速読書

本を読むスピードを上げたいと考え,「死ぬほど読めて忘れない 高速読書」(上岡正明,アスコム,2019年9月2日)を読んでみた。 私は高速読書で得た知識を,具体的なアウトプットに変換することでビジネススキルを伸ばし,知識ゼロだった投資の世界でも,本…

ルポ 誰が国語力を殺すのか

「ルポ 誰が国語力を殺すのか」(石井光太,文藝春秋,2022年7月20日)を読了。 今の子は知識の暗記や正論を述べることだけにとらわれて,そこから自分の言葉で考える,想像する,表現するといったことが苦手なので,国語に限らず,他の教科から日常生活まで…

だから僕たちは,組織を変えていける

私は色々な組織に属している。その中には変えなければならないと強く思える組織もある。だから私は「だから僕たちは,組織を変えていける」(斉藤 徹,インプレス,2022年1月1日)を手に取った。 規模の経済を謳歌していた大企業は,組織や事業が複雑化して…

未来年表 人口減少危機論のウソ

河合雅司『未来の年表』の反対側の意見を知るため『未来年表 人口減少危機論のウソ』(高橋洋一,扶桑社,2018年11月1日)を読んでみた。 king-masashi.hatenablog.com king-masashi.hatenablog.com 実はこの「人口減少危機論 = 人口増加幸福論」を支持する”…

結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方

すぐやらない人へのアドバイスの参考にするため『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』(茂木健一郎,学研パブリッシング,2015年5月7日)を読了。 そもそも,やる気というのは自分の脳の中に「チャレンジ精神」「フロンティア精神」があること…

何歳からでも結果が出る 本当の勉強法 世界中の研究から導き出した学びの結論 46

『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法 世界中の研究から導き出した学びの結論 46』(望月 俊孝,すばる舎,2023年3月19日)を読了。 【Step1】仮説を立てる,正解を予測する 【Step2】実際の結果と照らし合わせ,間違い・ズレを特定する 【Step3】その間違…

プロジェクト X 挑戦者たち 希望の絆をつなげ 100 万ボルト送電線 決死の空中戦に挑む

『プロジェクト X 挑戦者たち 希望の絆をつなげ 100 万ボルト送電線 決死の空中戦に挑む』(NHK プロジェクト X 制作班 編,日本放送出版協会,2005年4月12日)を読了。 1 日 365 日の間に 1 軒当たりで電気が停まる平均時間は,アメリカが 1 時間 22 分,イ…

プロジェクト X 挑戦者たち 曙光 激闘の果てに 黒四ダム 1 千万人の激闘

『プロジェクト X 挑戦者たち 曙光 激闘の果てに 黒四ダム 1 千万人の激闘』(NHK プロジェクト X 制作班 編,日本放送協会,2005年12月25日)を読了。 「黒部」という名の由来には諸説あるが,アイヌ語で「魔の川」を表す「クルベツ」が語源になっていると…

プロジェクト X 挑戦者たち 勝者たちの羅針盤 家電革命 トロンの衝撃

『プロジェクト X 挑戦者たち 勝者たちの羅針盤 家電革命 トロンの衝撃』(NHK プロジェクト X 制作班 編,日本放送協会,2004年11月4日)を読了 ある日,坂村は i モードを持つ友人に言われた。 「これもトロンなんだね。知らなかったよ」 坂村は答えた。 …

ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実

『ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(リサ・ロガク,文響社,2023年3月14日)を読了。 私は楽観主義者だ。いま,私たちは素晴らしい時代を生きていると思っている。以前は不可能だったことを可能にする機会が,これほどまでに多く存…

ジェフ・ベゾスの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実

『ジェフ・ベゾスの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(ヘレナ・ハント,文響社,2022年10月14日)を読了。 年間 2300 パーセントで成長しているものがあれば,即座に行動すべきである。危機感はあなたの最大の財産となる。(p. 26) ――企業に関す…

人類と気候の 10 万年史 過去に何が起きたのか,これから何が起こるのか

地球温暖化の問題について知識を深めるため,『人類と気候の 10 万年史 過去に何が起きたのか,これから何が起こるのか』(中川 毅,講談社,2017年3月1日)を読了。 現代が大きな傾向の中ではむしろ寒冷な時代であることも見て取れる。現在は氷期が終わった…