『"未" 顧客理解 なぜ「買ってくれる人 = 顧客」しか見ないのか?』(芹澤 連,日経 BP,2022年6月30日)を読了。
問い続け,問いを洗練させていく過程が「理解」になる(68 ページ)
問うことを続けていれば,理解になる。
商品を利用するきっかけとなるシーンやタイミングのことを CEP(カテゴリーエントリーポイント)と呼び,多くの未顧客を獲得するには,より多くの CEP とブランドを結び付けることが必要になります。なぜならシェアの大きなブランドほどたくさんの CEP とブランドが結び付いているからです。(76 ページ)
Web サイトや Blog の訪問者を増やすためには,カテゴリーエントリーポイントを増やしていくか。
【P → T → S】ブランドのどんな側面が価値として受け入れられているか(P),それはどのようなジョブを持った人か(T),その市場規模はどれくらいあるか(S)というように逆順で考えていくということです。(87 ページ)
コンテンツをつくるときには,P → T → S の順番で考えていくようにしよう。
なぜなら未顧客理解は,ノンユーザーやライトユーザーの満たされていないニーズを探し出して充足するといった「課題解決型」の話ではないからです。そもそも,無関心や非興味に理由や原因は存在しません。(175 ページ)
無関心,非興味に対して,Web ページや Blog では,アプローチするのは難しい。
「どうすれば好きになってもらえて,かつ行動も増えるか」と間接的に考えるのではなく,「どうすればブランドを利用するという行動が増えるか」を直接考えてみましょう。(188 ページ)
普段使いしてもらえるためには,どんなものを提供すればよいか。