Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

将棋

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?――最強の将棋 AI ポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質

『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?――最強の将棋 AI ポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質』(山本一成,ダイヤモンド社,2017年5月10日)を読了。 人間は物事を見続けているなかで,適切な一般化や隠れているノウハ…

藤井聡太論 将棋の未来像

『藤井聡太論 将棋の未来像』(谷川浩司,講談社,2021年6月1日)を読了。 ランキング参加中読書 従って,私の過去の記録や体験と比較することも多くなるが,その差を見ることによっても彼の才能の突出ぶりがわかるのではないかと思う。もしかしたら私の持つ…

僕たちはもう働かなくていい 堀江 貴文

2020年12月14日 『僕たちはもう働かなくていい』(堀江 貴文,小学館,2019年2月5日)を読了。 世界の 3 大発明は「羅針盤」「火薬」「印刷技術」と言われるが,なぞらえて現在の ”世界 3 大発明” が,新たに提唱されている。 「AI(人工知能)」「IoT」「ビ…

羽生善治 闘う頭脳

空前絶後の七冠を達成した日本屈指の天才が明かす,その思考のすべて。『羽生善治 闘う頭脳』(羽生 善治,文春文庫,2016年3月10日発行)を読了。 羽生善治の思考力 羽生善治の勝負力 七冠プレイバック 1995 - 1996 羽生善治の発想力 羽生善治の人間力 羽生…

ルポ 電王戦 人間 vs.コンピュータの真実 松本 博文

2020年6月12日更新 『ルポ 電王戦 人間 vs.コンピュータの真実』(松本 博文,NHK出版新書,2014年6月10日発行)を読了。 誰がこのゲームを作ったのか。その名は現代には伝わっていない。「神が作ったゲーム」とは将棋好きがよく口にする言葉ではあるが,な…

適応力 羽生 善治

2020年5月1日更新 『適応力』(羽生 善治,扶桑社,2015年8月10日発行)を読了。 それは梅原猛著『将たる所以』(1994年,光文社刊。残念ながら現在は流通をしていません)で,この中でリーダーとなる必要な条件について次のように書かれています。(pp. 59 …

集中力 谷川 浩司

2020年3月25日更新 『集中力』(谷川 浩司*1,角川oneテーマ21,2000年12月1日発行)を読了。 羽生さんは,あらゆる戦法を指しこなせる棋士の一人だ。棋風のない,オールラウンドプレイヤーで変幻自在のため,どう指してくるのかがわからない。序盤,中盤,…

結果を出し続けるために 羽生善治

『結果を出し続けるために』(羽生善治,日本実業出版社,2010年12月1日)を読了。 第一章 努力を結果に結びつけるために 第二章 ツキと運にとらわれずに,最善を選択する 第三章 120 % の能力を出し切る,プレッシャーとの付き合い方 第四章 結果を出し続け…

構想力 谷川浩司

2020年1月5日更新 『構想力』(谷川浩司,角川oneテーマ21,2007年10月10日発行)を読了。 何かものごとを成し遂げようとしたとき,どうすれば最終的な目標に最短でたどりつくことができるか,置かれた状況やさまざまな条件を考慮しながら,そのための方法と…

直感力

『直感力』(羽生善治,PHP新書,2012年11月1日 第1版 第1刷)を読了。 はじめに――直感はどのように活かすか 第一章 直感は,磨くことができる 第二章 無理をしない 第三章 囚われない 第四章 力を借りる 第五章 直感と情報 第六章 あきらめること,あきらめ…

大局観――自分と闘って負けない心

『大局観――自分と闘って負けない心』(羽生善治将棋棋士,角川oneテーマ21,2011年4月20日 4版)を読了。 将棋界には,「反省はするが,後悔はしない」という言葉がある。(p. 22) 反省して終わりにする。 スマートではないかもしれないが,もがき続けて習…

決断力 羽生善治

『決断力』(羽生 善治*1将棋棋士,角川oneテーマ21,2005年7月10日 初版)を読了。 はじめに 第一章 勝機は誰にもある 第二章 直感の七割は正しい 第三章 勝負に生かす「集中力」 第四章 「選ぶ」情報,「捨てる」情報 第五章 才能とは,継続できる情熱であ…

羽生善治論――「天才」とは何か

2019年12月14日更新 『羽生善治論――「天才」とは何か』(加藤一二三*1著,角川 one テーマ 21,2013年4月10日 初版)を読了。 はじめに なぜいま,「羽生善治論」なのか 第一章 羽生は天才か 第二章 名人への道 第三章 異次元の強さの秘密 第四章 羽生に弱点…

勝負哲学

2019年12月2日更新 サンマーク出版『勝負哲学』(岡田武史,羽生善治著,2011年10月5日初版)を読了。 1章 勝負勘を研ぎ澄ます 2章 何が勝者と敗者を分けるのか 3章 理想の勝利を追い求めて 岡田 答えを模索しながら思考やイメージをどんどん突き詰めてい…

羽生善治 闘う頭脳

将棋の全容を少しでも解明したい 将棋の全容とはいかなるものなのだろうか。羽生先生は,その輪郭ぐらいは捉えているのだろうか。 これから先は,いかにコンピュータソフトをうまく使いこなすかが,棋士にとって大きな資質の一つとなることは間違いないでし…

第87期棋聖戦五番勝負 第5局の評価値

第87期棋聖戦五番勝負 第5局(▲永瀬拓矢六段,△羽生善治棋聖)の評価値を技巧とApreyで解析してみました。 いずれも解析結果では後手が優位に進めております。また,いずれのソフトでも95手目▲同銀は疑問手と判定しておりました。 結果として,後手の羽生棋…

第57期王位戦七番勝負第2局の評価値

2016年7月27・28日に行われた第57期王位戦七番勝負第2局(先手:木村一基八段,後手:羽生善治王位)の評価値を将棋ソフトで解析してみました。 解析に用いた将棋ソフトは, Aprey 技巧 の2種類です。それぞれ現時点での最新版を用いております。また,それ…