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羽生善治 闘う頭脳

将棋の全容を少しでも解明したい

将棋の全容とはいかなるものなのだろうか。羽生先生は,その輪郭ぐらいは捉えているのだろうか。

これから先は,いかにコンピュータソフトをうまく使いこなすかが,棋士にとって大きな資質の一つとなることは間違いないでしょう。

コンピュータが読む手筋を参考にして,なぜコンピュータがその手筋を選ぶのか,考えることで新しい道を開いていく。

要するに,美的感覚こそがすべてなのである。羽生将棋は確かな計算技術のみで成り立っているのではない。計算技術だけなら,彼より上の棋士はいる。

物事を美しいか,美しくないかで捉えることができれば,物事を選ぶときの判断は楽になる。

そこで,本当に大切なデータで,正確に覚えておかなければならない時には,ただパソコンの画面で見るだけでなく,盤と駒を出してきて実際に並べてみるとか,ノートに付けるとか,誰かに話すとかしています。

手を動かす,ノートに書く,誰かに話す,私も意識するようにしています。

羽生善治の出現は将棋界にとって一滴の血も流れない何の音も聞こえてこない,しかしそれは確実に革命であった。将棋界には羽生以前,羽生以後といっていいくらいの大きな変革がもたらされた。

変革をもたらす人になりたい。

もし将棋が宇宙なのだとすれば,羽生善治はその渕に立ち,全知全能を傾けて宇宙に向かって端歩を突いているのだと。

羽生先生は,宇宙に例えられる将棋をどこまで見ることができているのだろうか。

手を渡すのは凄く勇気がいるんです。相手にどうぞ何でもやってくださいというわけですから。でも相手が技を掛けてきた瞬間にこそ,隙が生まれるんです。

他力本願。

「ひらめきは言語的・論理的な思考で理路整然としている」

「直感は過去の経験から自然と生まれ,最終的に『答え』だけが意識に上がる。だから言語化できない」(脳科学者 池谷 裕二)

「ひらめき」と「直感」は異なるようだ。「直感」が湧き出てくるようになりたい。

羽生善治 闘う頭脳 (文春文庫)

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