2019年12月14日更新
『羽生善治論――「天才」とは何か』(加藤一二三*1著,角川 one テーマ 21,2013年4月10日 初版)を読了。
- はじめに なぜいま,「羽生善治論」なのか
- 第一章 羽生は天才か
- 第二章 名人への道
- 第三章 異次元の強さの秘密
- 第四章 羽生に弱点はあるのか
- 第五章 羽生の気配り
- 第六章 加藤・羽生 血涙三番勝負
「直感の七割は正しい」 by 羽生善治(p. 28)
私も,直感は大切にしていきたい。
その直感が正しかったのか,正しくなかったのかは,しっかり検証し,自分の直感の信頼度はどれくらいか,把握しておく。
「発想自体は他の棋士と変わらないはずだ。ただ,『これでいけるだろう』と判断する基準が,私の場合,甘いらしい。可能性を人よりも広く持っているのかもしれない」 by 羽生善治(p. 28)
ある程度の大胆さがなければ,可能性を狭めてしまう。
必要以上に慎重にならずに,大胆に進んでみるのも一手か。
「オールラウンドプレーヤーでありたい」 by 羽生善治
「一つの形にとらわれず,いろいろな形ができる,そんな棋士であり続けたいと思っている。どんな相手にも,どんな場面にも対応し,七番勝負なら,七番とも違った戦法で指したいと考えている」 by 羽生善治(p. 101)
一つの形にとらわれると固定観念が生まれるのだろうか。
柔軟にいろいろな形を採用することで,豊かな発想につながっているのか。