Masassiah Blog

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真・国防論 田母神 俊雄

2020年9月4日更新

『真・国防論』(田母神 俊雄,宝島社,2009年5月4日発行)を読了。

 政治決断をするにしても,いまの政治をみていると,国内の勢力争いでうまくいかないことが多いように感じている。政治家のみなさんには,政局よりも国家や国民を重視した行動をとっていただきたいものだ。(p. 76)

国家,国民のためには何が最適な決断であるのかを,純粋に考えればいいのではないか。

 本来文民統制というのは,日本のように政治と軍と対立・牽制しあうものではなく,国をよくするために協力しあうことである。(p. 131)

文民統制という言葉が独り歩きしている。
政治と軍は協力しなければならない。
今日の日本では,自衛隊の立ち位置が曖昧だから,文民統制が誤解されているのではないか。

 人間も動物であるから,強制力が行使されないと立派な自衛隊員にはならない。教官は教育の基本は強制であるという考え方で日々指導をしている。教官は隊員がやるべきことをやらなければ徹底的に指導する,隊員にやらせることが自分の責任という絶対的な迫力をもって教育にあたっているのだ。(p. 181)

教育は強制力を伴わなければ,身につかせることができない。

 こうして日本の周りが軍拡に走る中,日本だけが守りに徹するとか軍事大国にならないとか言っていては,日本の国益は失われていくばかりだ。自衛隊が真の軍隊となり,日本の防衛についてさらに一歩前進するためには,我が国の経済力に応じた攻防バランスのとれた軍事力を持つことは不可欠なのである。(p. 191)

自分だけが精錬潔癖だと主張しても,周りが汚れてしまえば,いずれ汚れてしまう。
自分だけの論理でなく,周りの論理に合うように自分を変えなければならない。

 軍隊をもたず,軍事行動をしなければ衝突は起こらず,平和が訪れると本気で考える人は,真の意味で国際社会を知らない。国家というものは国益を追求するために存在し,そしてその国益をめぐって,外交と軍事力は必ずセットになっているのである。いくら外交が巧みであっても,背景に軍事力なくしては外交目標の達成は困難になる。大国は外交交渉の後ろで,お互いの軍事力をちらつかせている。もちろん最終的に軍事力を使わずに国益を確保できれば一番よい。しかしその「使わない軍事力」がものを言うのが国際社会なのである。(pp. 247-248)

軍隊を持たなくてもよい,という主張の人たちの思考が,全く理解できない。

 日本は悪い国だったという思い込みから脱して,まっすぐに日本を見つめてみよう。そうすれば自分の国に誇りをもち,国の将来を真剣に考える気持ちが湧いてくるはずだ。軍隊や軍人は決して悪ではなく,日本の国でこれからも安全に暮らしていくためには必要な存在だ。(p. 248)

日本を愛すること,そうすれば日本を護りたくなる。
だから,軍隊が必要となるのだ。

真・国防論 (宝島SUGOI文庫)

真・国防論 (宝島SUGOI文庫)