Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

迷わない。 櫻井よしこ

2020年9月5日更新

『迷わない。』(櫻井よしこ,文春新書,2013年12月20日発行)を読了。

 人間には,自分が気づいている得手な面よりも,はるかに多くの得手な面が実はあるのです。自分の得意な面を生かせる仕事がない,適正がないと言っても,自身が全然気づいていない才能だってあるでしょう。それが,嫌だと思った仕事で意外に引き出されるかもしれません。言われたことを選り好みせずにやってみたら,他の人より上手にできたという結果だっていくらでもありうるでしょう。(p. 25)

得手不得手関係なく,言われたことをやってみよう。
実は不得手だと思っていたことでも,他の人より上手くできることがあるかもしれない。

人間は冷徹な鉄の法則で縛られているという面があります。悪を閉じ込めていたパンドラの箱を一度開けてしまった人類は,出てきた悪をもう一度箱の中へ戻すことはできないのです。性善説性悪説でいえば,性悪説で考え,備えるべきだという現実が見えてきます。(p. 83)

人間の本質は悪である。
それが現実だ。

 活字情報のよさは,じっくり考えさせてくれることです。ずっと前に読んだことも頭の片隅に残っていて,それが積み重なっていくとき,それまでなかなか掴めなかった全体の姿が見えてくる。そこから,自分なりの考えを構築できるようになると思います。(p. 106)

活字情報に,どれだけ触れることができるかが,自分なりの考えを構築に寄与している。

 仕事を続けていくうえで,頭脳明晰であることも大事ですけれど,それを支えるのは体力です。素晴らしい発想を持っている人も,病気になったら途端に書けなくなり,発言できなくなるわけですから。それに病気の人の発想は,やはり身体に影響されて,気弱になったり後ろ向きになったりすることがあります。(p. 144)

どんな仕事であっても,最後は体力勝負。

 お金を持つことが目的ではなくて,使うことが目的です。よい使い方,人間を楽しく幸福にする使い方を工夫できる人が,お金を持つのが一番いいと思います。(p. 170)

お金は貯めるだけでなく,使うことを考えなければならない。

迷わない。

迷わない。