Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

弁護士だけが知っている反論する技術 木山 泰嗣

『弁護士だけが知っている反論する技術』(木山 泰嗣,Discover,2012年6月15日発行)を読了。

 逆にいうと,本当はまだ問題がでつくしていない場合(しかもまだでつくしていないものがあなたに不利な問題である場合)などに,あえて「問題点を整理しましょう」ということで,それ以上議論が進むことをストップさせる効果もあります。(p. 59)

問題点を整理することができるのは,全体を把握しているからだ。
議論が進むと,さらに不利な問題が出そうなときは,先に整理を提案しよう。

 相手が感情的になっているときには,そこに深入りしないことがベストです。
 なぜなら,感情は深い問題を抱えているため,それにふれると,相手をカンカンに怒らせてしまうおそれがあるからです。場合によっては,深く傷つけてしまう場合もあります。(p. 99)

感情的な相手には,深入りしないことがベストである。
不毛な議論は,避けるべき。

 このように相手の提案や意見がいっけんもっともであり,もしそれが(痛みをともなわず)かんたんに実現できるのであれば採用したほうがよいだろう,でも現実にはね……というような場合には,「必要性はあるけど,許容性はないね」という視点で指摘ができるとよいのです。(p. 148)

相手の意見を尊重しながら,許容性を理由に採用を拒むテクニックである。

反論する技術 弁護士だけが知っている

反論する技術 弁護士だけが知っている