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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

ビジネスフレームワーク図鑑

2020年3月17日更新

『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール 70』(株式会社 アンド 著,株式会社 翔泳社 発行,2018年8月29日 初版 第 1 刷発行,2019年9月10日 初版 第 10 刷発行)を読了。

問題を整理する際に重要なことは,情報の抽象度・具体度をきちんと考えて整理するということです。これは個人で考えるときはもちろん,複数人で対話を行う場合には特に重要になります。例えば,一方は事業方針レベルの問題について話していて,もう一方は現場のオペレーションレベルの問題について意見を述べているという状況では,議論がかみ合いません。経営者とスタッフ間で起こるすれ違いとしては,よくあることではないでしょうか。(p. 28)

問題を整理しておかないと,議論は発散しがち。

イデアを生み出す流れは「発散」と「収束」の大きく 2 つに分類することができます。

「発散」とは情報をインプット,理解,分解し,そこからアイデアを自由に広げるステップです。この発散の段階ではアイデアの質にこだわりつぎずに,まずは量を出すことに力点を置きます。現状や前提,常識にとらわれない,制限のない柔軟な発想が求められます。自分がアイデア発想の場を作る役割を担う場合は,柔軟なアイデアを出すことができるよう,発言しやすい安心安全な場づくりに努めます。

発散の対となる「収束」とは,発散したアイデアを整理,分類,結合するなどして,具体的に活用できる形へと磨き上げていくことです。ここでは,発散したアイデアの中から重要な要素を抽出したり,抽象的な情報を具体化していく能力などが求められます。(p. 76)

「発散」と「収束」を繰り返しながら,アイデアは磨かれる。
しかし,「発散」において「制限のない柔軟な発想」というけれど,そんなに簡単に発想できないです。

「アイデアシート」とは,頭の中にある考えを書き出すためのノートです。頭の中でなんとなく考えているだけでは,アイデアは具体化されません。そこで一度紙に書き出し,自分の頭の中から出すことが重要です。そうすることによって,イメージが視覚的に見えるようになり,他のメンバーがアイデアや改善案を出すなどのフィードバックが可能となります。(p. 90)

頭の中で考えているよりも,書き出して,相手にぶつける。

「ムリ・ムダ・ムラ」とは,成果を出すために使っている資源(時間やお金など)の問題点を見つけ出し,改善するフレームワークです。「ムリ」とは,必要とする成果に対して資源が不足しており,負荷が高い状態です。逆に「ムダ」は,成果に対して資源が過剰に注がれており,持て余している状態です。3 つ目の「ムラ」とは,業務のやり方が標準化されておらず,人やタイミングによってやり方がバラバラで,ムリやムダが複合的に発生している状態です。(p. 160)

「ムリ・ムダ・ムラ」を見つければ,改善すればよい。

「ミッション・ビジョン・バリュー」とは,組織が社会に存在する意義や役割を定義し,メンバーで共有するためのフレームワークです。企業理念や社訓として共有している組織も多いでしょう。組織の活動に関わるメンバーそれぞれが,何のためにその組織に所属し,仕事をするのかを明確にし,求心力を生み出す役割を果たします。また,第三者から見て,その組織が何のために存在しているのかをわかりやすく示すという目的もあります。(p. 170)

私の会社の企業理念や社訓に該当するものは,求心力を生み出しているか。

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70