Masassiah Blog

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IT ロードマップ 2016年版

2020年3月29日更新

『IT ロードマップ 2016年版』(野村総合研究所 デジタルビジネス推進部,東洋経済新報社,2016年3月24日発行)を読了。

RIN コンピューティング(p. 23)

「R」Real World 実世界との融合

「I」Intelligence インテリジェント化

「N」Natural User Interface ナチュラユーザーインターフェースの実現

「RIN コンピューティング」という言葉は定着していないかもしれない。

予防保守サービスとは,機器の部品をあらかじめ定めた耐用年数に応じて定期的に交換するのではなく,故障の予兆を検知し,保守を計画,実施するものである。この予兆をリアルタイムに捉えるために,機器に取り付けられたセンターとクラウド上に構築されたデータの蓄積・解析を担うプラットフォーム「Predix」が活用される。(p. 25)

機器の故障の予兆を検知するは,どこまで実用化されるのか興味がある。
突発的な故障の予兆まで検知できるようになれば,本当に素晴らしいと思う。

www.gereports.jp

IoT 時代の製造業には,「モノを売って終わり。後は必要に応じて保守作業を実施する」ではなく,「モノを売った後にこそ大きな商機がある。継続的なデータ分析サービスにより,予防保守を実現し,(計画外の)ダウンタイムをゼロにすることの対価を頂く」といったように,「モノ+サービス」へのビジネスモデルの転換が求められる。(p. 77)

 IoT の先の商機を考えなければ,単なるモノ売りになってしまう。

たとえば,以下のような事例がある。どれもプロアクティブで顧客ロイヤリティを向上させている。(p. 149)

  • アングリアン・ウォーター(Anglian Water)という英国の水道会社では,郵便番号に基づき,その地域の停電や事故を SMS や電子メールなどのデジタルチャネルを通して,顧客に通知することで,電話による苦情や問い合わせを激減させ,顧客ロイヤリティも向上させている。
  • 米国にある電力会社では,顧客の電力使用状況を分析し,翌月の電力料金が高額になりそうな顧客に対して,電子メールなどで前もって節電を促している。
  • 米国のあるバイクメーカーは,降雪地でバイクを屋外駐車している顧客に対し,電子メールなどで春先にバッテリー交換を促している。

 積極的に顧客にアプローチするために,データを活用する。

www.anglianwater.co.uk

今後,API エコノミーが普及していくと,前述の事例のように,自社のビジネス価値を提供するチャネルは,自社だけでなく他社へも拡大する。また,他社のビジネス価値を自社のビジネス価値と融合させ,より高い価値を顧客に提供することも可能になる。(p. 162)

 API を活用してみよう。

投資家として著名なウォーレン・バフェット氏の場合,9 業種 46 銘柄の株式を投資対象にしているが,そのうちの 17 銘柄はマイナスのリターンである。しかし,ほかの銘柄がプラスであるため,直近 3 年間のトータルリターンはプラス 33.52 % の運用成績となっている。(p. 200)

ウォーレン・バフェット氏よりも多くの銘柄を持っているのはまずい。
銘柄の取捨選択を行い,銘柄数を絞りたい。

たとえば,米アマゾンの「Subscribe & Save」では,決まった商品をあらかじめ予約しておくと,キャンセルしない限り,自身で設定した一定の間隔で自動的に商品が発送されてくる。企業としては,顧客の囲い込みにつながるほか,あらかじめ売上げが予測可能であり,在庫管理の最適化も見込めるというメリットがある。(p. 258)

「ダイエットシェイク」と「お酒」で利用している。