変化を拒むのは人間の性なのだ。誰にでも身に覚えがあるだろう。雨にぬれたくないから,外にも出たくないのだ。(p. 30)
変化を拒む人間の性に打ち勝ち,変化も受け入れることも必要。
人がやる気を感じるのは,考え方に刺激を受けたときだけだ。すべてを決めるのは思考であって,環境ではない。(p. 37)
考え方に刺激を与えられるよう,心がける。
ディル・ドーテンは著書『笑って仕事をしてますか?』(小学館プロダクション刊)の中で,次のような生活信条を持ったリーダーを提案している。
「英雄のように考え(今日は誰の役に立てるだろう?),芸術家のように仕事をし(他にどんなことを試せるだろう?),断じて平凡な人間にならないようにし(そのためには優秀さを追求しよう),成功を祝おう(ただし,手柄をひとりじめにしない)」。
これらの信条を常にイメージすることで,優れたリーダーは生まれるのである。(p. 45)
リーダーとして優れていると思える人,その人も上記のような信条を持っているように思われる。その信条を持てるように,意識を変えていく。
さっさと終えて過去のものにしてしまいたいもの,それを一番目,つまり最優先事項にする。そしてその仕事が終わるまで,他のことはしてはいけない(p. 83)
やりたくない仕事ほど,先に片付けられるようにする。やりたい仕事ばかりやっていては,仕事を選り好みしているように思われてしまう。
ビザ・インターナショナルの創設者であり,名誉 CEO のディー・ホックはこう言っている。
「リーダーシップとは支配することではない。管理することとも違う。リーダーシップとはリーダーシップでしかありえない。リーダーであろうとするなら,導くべきはまず自分で,時間の少なくとも 50 % をそれに当てよう。つまり,自分の目的,倫理,主義,モチベーション,ふるまいといったものの向上に努めるのだ。次は上司で,少なくとも 20 % を使って,彼らを良い方向へと導こう。最後はチームになるが,彼らには少なくとも 15 % を使おう。
つまり,もっぱら「部下」とみなしている人たちばかりに時間を割いている自分から抜け出さない限り,あなたはリーダーシップのことは何もわかっていないということだ」(pp. 148 - 149)
自分,上司,部下に割く時間の配分を意識しよう。
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笑って仕事をしてますか?―壁を打ち破るヒント、それは笑顔― (Sho‐pro books)
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