メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツを身につけたいため『できるリーダーは,「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ』(伊庭正康,PHP 研究所,2019年1月24日)を読了。
部下には,自分の姿を見て同じようにやってくれればいい,と考えたりするわけですが,それはエゴでしかないのです。(位置 No. 337)
仕事のやり方を見せれば同じようにやってくれる,と思っていた。
「人は,必ず変わる。だから,変わる ”きっかけ” を与える。私は,変わるまで待つ。私は,人を信じている」(成城石井 大久保恒夫社長,位置 No. 632)
人は,必ず変わる,と信じて "きっかけ" を与えよう。
やり方(方法)は任せてしまう。
「リーダーに重要なことは,頑張ることを強いることではありません。何をすべきなのか,どうしてやらねばならないのかを考え,部下に伝えることです。そしてやるからには,ムダに頑張るのではなくスマートにやってください」(位置 No. 1093)
何をすべきか,どうしてやらねばならないのかを考えさせる。
【マイクロマネジメント度チェック】(位置 No. 1574)
- 部下の仕事を細かく把握しておきたい。どこで何をやっているのか,まで。
- 部下がミスしないよう,あらゆるリスクを消しておきたい。
- 実は部下を信頼していない。部下に仕事を任せられない。
- 隅々まで自分の思う通りにしておきたい。
- 部下の「仕事の出来」に満足していない。
- 自分ならこうするのにとイライラする。
- 些細なことでも,部下が報告を忘れると許せない(聞いていないことはなくしたい)。
マイクロマネジメント度チェックでは,以下の 3 つにチェックがつくか。
- 実は部下を信頼していない。部下に仕事を任せられない。
- 部下の「仕事の出来」に満足していない。
- 自分ならこうするのにとイライラする。
【現場リーダーが持っておきたい判断軸】(位置 No. 2108)
- お客様視点
- 公平な視点
- リスク視点
- 目的視点
- 効果視点
- 回復視点
- 長期視点
判断の軸はブレないようにしたい。
「リーン・スタートアップ」を知っておくと,決断力に磨きがかかります。
リーン・スタートアップとは,元々はアメリカの起業家エリック・リース氏が提唱した「新規事業の立ち上げ」をスムーズに行うための手法のこと。
アイデアがあるなら,シミュレーションに時間をかけるのではなく,短いサイクルで仮説の構築と検証(小さな実験)を繰り返しながら,成功を探り当てていくというものです。(位置 No. 2267)
アイデアは小さな実験で試してみる。
飲食店で店員への言葉遣いが横柄な人は,自分の部下にも横柄に接する(位置 No. 2566)
私の周りでは,飲食店 店員への言葉遣いが横柄な人はいないか。
本棚は薬箱のようなもので,その時の症状(課題や気分)に合わせて,読む本を薬のように取り出せる環境を作っておく(位置 No. 2602)
「本棚は薬箱」という表現は気に入った。そういった観点で本棚を分類してみようかな。
判断を誤らないために,社内の常識ではなく,「別の視座」から考える習慣を持つことがリーダーには不可欠なのです。
仕事だと思って,他社の人と積極的に会い,「教えてもらう機会」を持ちましょう。(位置 No. 2658)
他社の人と積極的に会うのは「教えてもらうチャンス」だと思う。