Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座

今週のお題「最近おもしろかった本」への投稿

2021年7月,ビッグプロジェクトのプロジェクトマネージャに任命されたとき,本屋で購入した『担当となったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座』(伊藤大輔日本実業出版社,2017年2月1日)を読了。

  • 第1章 【基本】プロジェクトマネジメントとは何か
  • 第2章 【目標設定】未来視点で目標を設定する
  • 第3章 【計画】段階的に計画を立てる
  • 第4章 【実行】実行と修正のサイクルを回す
  • 第5章 【思考】プロジェクトマネジメント思考とは~プロジェクト成功のために~
  • 第6章 【ケーススタディ】実際にプロジェクトマネジメントを体感しよう

プロジェクトマネージャは「〇〇という制約があるからできない」という思考ではなく,あらゆる障害にめげず,立ち向かい「どうやったら〇〇という制約の中で目的・目標達成できるか」という目的・目標に徹底的にこだわる思考が求められます。(p. 32)

制約があるからと立ち止まるのではなく,制約の中でも,目的・目標を実現する方法を考える。

  • 目的とは,実現を目指すあるべき状態,未来への行動を方向づけるもの
  • 目標とは,目的に達するために,目印になるもの,目的に向かって行動するにあたって,実現,達成を目指す水準(p. 41)

目的は,見失わないようにしたい。

「学生症候群」とは,時間余裕を与えたとしても最初にその時間余裕を使ってしまう傾向を表すもの(p. 149)

「学生症候群」にならないように,早め早めに行動する。

計画というベースがなければ「なぜ計画と実績の差が出たのか」「その要因は何か」の分析ができません。この分析情報自体が企業や組織のプロジェクトマネジメント高度化や成熟化の重要な情報のひとつとなります。(p. 209)

計画があり,Check と Action ができる。そして,また計画をする。

プロジェクト計画の多くは見えないものを数値で可視化させますので,その特性を生かして実績情報も定量的に収集し,計画と実績を定量的に分析できる準備をしておきましょう。(p. 231)

見えないからといって諦めるのではなく,見えないものをいかに見えるようにするかを考える。

では,なぜ先人はこのような知識体系をまとめるのでしょうか?それは,先人の知識体系を学ぶことで,後で続く私たちがさらに高度なプロジェクトマネジメントを実現しやすくするためです。知識体系は人間社会の高度化の貢献をしているものなのです。(p. 262)

プロジェクトマネジメントは,先人の知識体系を身につけて,実践していく。

そして,さらに高度化していく。