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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント

情報処理技術者試験「プロジェクトマネージャ試験」対策の一環として,『PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント』(斉藤 和邦,秀和システム,2017年9月15日)を読了。

「計画を立てないのは,失敗する計画を立てているのと同じだ」(位置 No. 220)

計画を立てなければ,失敗することが決まっている。

経験上,計画と実態はよくズレます。期待と現状もギャップがあります。このズレやギャップこそがリスクです。プロジェクトの成功を脅かす存在です。(位置 No. 524)

計画と実態,期待と現状のギャップを,しっかりとらえて対応する。

SMART とは(位置 No. 677)

  • Specific:具体的で,分かりやすい
  • Measurable:計測可能で,数字になっている
  • Attainable:達成可能で,現実的になっている
  • Relevant:プロジェクトでなすべきことや成果に特化している
  • Timely:期限が明確になっている

SMART に計画を立てたい。

話し手と聞き手の立場や状況,経験や知識などが違うため,お互いが 100 % 分かり合えることはない(位置 No. 806)

お互いが 100 % 分かり合えることはない,という前提に立ち,コミュニケーションする。

人を動かすために意識すべき 6 つの法則(位置 No. 1027)

  1. 味方になると考える
  2. 目標を明確にする
  3. 相手の世界を理解する
  4. カレンシーを見つける
  5. 関係に配慮する
  6. 目的を見失わない

人を動かすことができれば,一人だけのときよりも大きなプロジェクトを動かすことができる。

具体的な行動の計画を立てる際の NG ワード(位置 No. 1131)

  • 行動が曖昧な表現
  • 行動ではなく頭で考える表現
  • 程度が曖昧な表現

自分の立てた行動の計画に NG ワードが含まれていないかチェックする。

知識,経験,文化,言語/非言語,態度,言い方などにより,送った情報やメッセージが,フィルターされてしまうことを意識する必要がある。(位置 No. 1163)

メールやチャットによるメッセージでは,意図したとおり伝わらないことがある。

問題を見つけた担当者は,その問題を独りで抱え込まないように,まずチームに報告することが大切なのです。そして,チームとしては,問題を共有するだけではなく,一丸となって,その問題を解決しようとすることが大切です。(位置 No. 1435)

問題は独りで抱え込まず,チームで共有し,一丸となって解決する。

プロジェクトマネージャーやリーダーが,新メンバーと一緒に「何ができていないのか」「なぜできないのか」を見つけていき,最初の取り掛かりを協力する(位置 No. 1716)

自分の行動だけでなく,メンバーの行動にも気を配る。

メラビアンの法則」によると,話をしていて,聞き手がよく分からないと感じた時,聞き手はメッセージの内容よりも,見た目,ボディーランゲージ,声の調子などを重視します(位置 No. 1806)

説明者が見える動画と見えない動画を比べたとき,説明者が見える動画の方がの方が圧倒的にわかりやすく感じる。

プロジェクトを始める時は,プロジェクトマネージャーはメンバーそれぞれと話し,個人目標を決め,それがどのようにプロジェクト成功に貢献するのか,個人がどのように成長できるのかを話し合うことが非常に重要です。

また,プロジェクトの目標を共有するだけではなく,プロジェクト成功に向けた思いを,プロジェクトマネージャーが自分の言葉でメンバーに語ることも大切です。(位置 No. 1999)

システム開発のプロジェクトで,新しいフェーズがスタートする時,自分の言葉でメンバーに語ろうか。

チームメンバーが,その場にいないメンバーの仕事の進め方ややり方に対して不満を持っている場合は,そのメンバーを呼んで直接話す(位置 No. 2171)

チームメンバーの不満は,メンバーに直接話す。

日本には,「人に迷惑をかけてはいけない」という考えが強く,阿吽の呼吸のように「言わなくても分かる」という考え方があります。そのため,日本人は海外の人と比べて,他の人と共通認識を持つための基準をつくることや,明文化することが,それほど求められませんでした。(位置 No. 2606)

チームメンバーの価値観や考え方が多様化しているので,阿吽の呼吸は通じないと思った方がよいか。

しっかりと共通認識を持つための基準をつくり,明文化しておくにこしたことはない。