『UIデザインの教科書[新版]マルチデバイス時代のインターフェース設計』(原田 秀司,翔泳社,2019年1月21日)を読了。
一貫性のメリット(p. 76)
- デザインの意味や操作をユーザーが予測できるようになる
- 機能の追加や改善が簡単になる
- 信頼性が生まれる
UI デザインに一貫性を持たせることによって得られるメリット。
コンテンツの量が増えてゆくと,ナビゲーションの種類も増していく。コンテンツ量が多くなると,何らかの形のローカルナビゲーションが必要になる。(p. 119)
ローカルナビゲーションを適切に配置することで,ユーザが求めるコンテンツにたどり着きやすくする。
ガイドラインの目的(p. 182)
- 個々のパーツが定義され,部品の再利用ができるようになるために,生産性が向上するだけでなく成果物の品質を揃えられる
- 時間とともに失われてゆく一貫性を保持することができる
- デバイスをまたいでも統一された世界観を醸成できること
一人で製作する場合であっても,ガイドラインを作っておく。
重要なことは,完璧なガイドラインは存在しないという前提に立って,常にアップデートしていくことです。最初から完全なものは書けないし,最新の状態であったとしても 1 年後にそれが正しいかどうかは分かりません。周りの関係者にこのことを理解してもらい,チームとして関わってゆくことが大事です。(p. 188)
ガイドラインを作りながら,Web サイトや Blog を作り上げていく。
初期のモックアップ*1やプロトタイプ*2を作る意義は,関係者で共通の認識を持つためであり,デザイナー自身が理解を深めるためです。方向性,実現性,実用性(本当に価値があるかどうか)の目処をつけるために,そして新しいアイデアを発見するためには,試作することが何よりも有効です。(p. 189)
モックアップやプロトタイプを作ることで,アイデアを発見することができる。
プロトタイプでは,以下の観点からの検証が有効です。(p. 193)
- どのように見えるか
- どのように動くか
- どのように操作できるか
- どのような印象を受けるか
- 予測してないことがあるか
UI デザインの教科書を読むと,新たに創作意欲が湧いてきた。
Web サイトのリニューアルに向けて,プロトタイプを作ってみようか。