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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養

2021年6月30日作成

シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー講座』(山本 康正,幻冬舎,2021年2月発行)を読了。

不安を煽っておきながら,その解決策は提示されない。問題提起だけをすることは哲学という学問がありますが,実務としては机上の空論なのです。今のこの国で実に多い事例です。(位置 No. 103)

問題提起だけで終わらずに,解決策まで示す。

シリコンバレーの先頭を走る彼らは常に新しいデジタル技術を活用しているので,DX という言葉は使いません。DX というのは遅れた企業が使う言葉なのです。(位置 No. 161)

「DX 推進する」というのは,デジタル技術を活用できていないことを言っている。

AI を扱うにはプログラミングと統計の両方を知らないといけないのですが,そういう人材が日本にはほとんどいません。だから専門の会社もほとんどない。(位置 No. 243)

 プログラミングも統計も少し触れただけで,うまく使いこなせない。AI 時代に備えて,プログラミングと統計は,新たに学びたい。

アメリカのデジタル企業では,CEO の多くがデジタル技術者や IT 技術者であるのとは好対照です。やはり会社の中枢にデジタルや最先端のテクノロジーに精通している人がいて,その人たちが会社の方向性を決めるところでもっと口を出さないといけません。(位置 No. 286)

私が勤めている会社や協力会社(グループ会社含む)の中枢にいる人は,デジタルや最先端のテクノロジーに精通しているわけではない。10 ~ 20 年前で進化が止まっているような人も多い。

テクノロジーとビジネスモデルは両輪とみなして,一緒に回すことが大事なのです。しかし日本人はテクノロジーといわれるとテクノロジーしか見ない人が多い。つまりテクノロジーとビジネスが交流していないのです。(位置 No. 369)

テクノロジーとビジネスモデルの両方を追って行かなければ,新しい時代を勝ち抜いてはいけない。

若い人もシニアも何歳になっても新しいことを学び続ける姿勢が大事な時代となりました。これからは,自分自身を日々アップデートしていかないと使い物になりません。逆にその感覚があるのならいくつになっても成功する可能性がある時代になったともいえます(位置 No. 812)

自分自身を日々アップデートしていくことで,成功を目指す。1 年間,四半期,ひと月,一週間と分解しながら,アップデートしていこう。

今日やるかやらないか決めてくれ,最悪でも週末までに決裁してくれというスピード感で彼らは動いています。即決できない企業と話をするのは,スタートアップ側からすれば時間の無駄です。結局 DX の推進においては,データ・プロセスおよび人に関わるトップのリーダーシップが大事なのです(位置 No. 2035)

スピード感を大切にして,DX を推進していく。

組織として,お客さんの困りごと(ペインポイント)に寄り添って,様々な解決策をたくさんの人が出す。そして素早い仮説と検証を繰り返せることが,DX の究極の姿なのです(位置 No. 2127)

素早い仮説と検証を繰り返すことで,変革を目指していく。

実はシリコンバレーでは,DX という言葉は流行っていません。トランスフォーメーションなどしなくても,そもそもみなデジタルを活用しているのです(位置 No. 2219)

DX(デジタルトランスフォーメーション)しなければならないのは,デジタル技術を使いこなせていない人だけである。

洞察力を得るためにはどうすればいいのか。私は仮説を持って考えることだと思います。自分なりの仮説を持って,その仮説を検証するために様々な情報やデータを集め,常に仮説を修正し続ける。その積み重ねをしていくことが重要です。(位置 No. 2964)

デジタルであろうが,アナログであろうが,仮説を持って考えること,それに尽きると思う。