Masassiah Blog

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デジタル技術で,新たな価値を生み出す DX 人材の教科書

2021年8月25日作成

『デジタル技術で,新たな価値を生み出す DX 人材の教科書』(石井 大智,鶴岡 友也,朝日新聞出版,2021年4月25日)を読了。

私も会社で DX 人材の育成について検討を進めている。今のところ,この教科書通りに進められているのではないかと自負している。今後,DX 人材を育成し,DX を実現できるだろうか。

「新しい知識やスキルについて積極的に学び続ければ,誰でも社会に必要とされる人材になれる」(位置 No. 51)

知識やスキルを学び続けていない人が多い中,それを実践することができれば,社会に必要とされる人材になれる。

「ビジネスサイドにはデジタル技術を活用できる人材がいなく,エンジニアサイドにはビジネスを理解している人材がいない」

いまの日本には「デジタル技術と現場の課題を結びつける人材」が相当不足している

より深刻なのは,「ビジネスサイドの人材不足」というのが本書の問題意識のコア(位置 No. 195)

デジタル技術とビジネスの両方を結びつける人材になれれば,引く手あまた。

企業での DX 推進やデジタル技術の活用を成功させるためには,ビジネスサイドの人たちにリテラシーを持ってもらい,DX 人材になってもらうことが必要不可欠であるという結論に至ったのです。(位置 No. 277)

ビジネスサイドの人のデジタルリテラシーを高め,DX 人材になってもらう。

理想をいえば,全社員が DX の基礎的なリテラシーを身につけるべきです。(位置 No. 340)

デジタル技術を使いこなせるだけのリテラシーは,全社員に必要。

経済産業省の定義は長くて活用しにくいので,私たち STANDARD では「デジタル技術を活用して顧客に付加価値を与えられる組織・文化を創り続けること」を DX の定義としています。(位置 No. 360)

DX の定義を自分たちの言葉にカスタマイズする。

自社ではなかなか出てこないようなアイデアを,デジタルネイティブ世代に出してもらうというかたちも,DX プロジェクトの企画フェーズではメジャーな施策になってくるでしょう。(位置 No. 675)

デジタルネイティブ世代が,企画の中心に入ることを期待。

一つ目の「知識・スキル」の変革とは,社員一人ひとりが DX に関する知識を身に着け,「自社のどこに課題があるのか,その課題をどう解決していけばよいのか」を考えられるようになることです。

二つ目の「環境」の変革とは,DX を行う権限を持つマネージャーが存在し,プロジェクトを推進しやすい制度が整い,連携のしやすい組織になるように,社内の環境作りをしていくことです。

三つ目の「マインドセット」の変革とは,失敗を恐れずに何度も試し,そこから得た学びをもとに,よりよい方向に修正していくというアジャイル的な意識を,社内全体で持つようになることです。(位置 No. 699)

「知識・スキル」「環境」「マインドセット」の変革という切り口はすっきりする。また,さらに別の切り口とするのなら,個人と組織の両面で変革が必要だと思う。

「DX を推進するには,一人ひとりが顧客への付加価値を考え,その提供手段としてのデジタル技術を学び続ける」という原則を,全社員レベルで理解しているかどうかという問題です。(位置 No. 812)

より良い価値を提供するため,デジタル技術を使いこなすのだ,ということを全社員が理解してほしい。

DX 推進を阻む三つの失敗とは,1. アイデア(DX プロジェクト企画)の質が低い,2. 人を巻き込めない,3. PoC(Proof of Concept = 概念実証)・開発のマネジメントができない(位置 No. 835)

DX 推進を阻む三つの失敗に直面したとしても,それを乗り越えていくしかない。

ビジネスサイドはエンジニアや AI ベンダーに対して「何をしてくれるの?」と待ちの姿勢。エンジニアや AI ベンダーも,ビジネスサイドに対して「何がしたいんですか?」と待ちの姿勢という状態です。お互いが相手任せにしていたら,いつまで経ってもアイデア自体,出てくるはずもありません。(位置 No. 870)

私はビジネスサイドの人だから,「何をしたいのか?」ということをエンジニアや AI ベンダーに伝えられるようになる。

失敗事例として目立つのは「普段の業務が忙しく,現場での優先順位が下げられる」「全社の取り組みになっていない」「前提知識に差があり,議論がかみ合わない」というケースです。(位置 No. 914)

前提知識の差は,教育によって埋めていくしかない。

DX においてビジネスパーソンに最も求められるスキルは「企画力」です。そして先にも述べたように,企画フェーズでは「課題の解決策を考える」能力よりも「課題を発見する」能力のほうが格段に重要になります。(位置 No. 986)

課題を探し続けるため,しばしば振り返ることが必要。

「今日の仕事に問題はなかったのか」という観点で振り返れば,ちょっとした課題がいくつも出てくる。

会社のなかに多様な理想像を描ける「妄想力」の高い人材が増えていかないと,なかなか DX は進まないということです。すなわち DX 人材に求められる企画力とは,自由に理想像をイメージする妄想力に他ならないのです。(位置 No. 997)

理想すること,妄想することが,今,求められている。

この段階でアイデアを 10 個とか 20 個しか出せない企業は,やはり PoC に失敗しています。200 個もアイデアがあると,ほぼすべての課題が網羅されますが,20 個ではモレが多すぎて,どうしても解くべき課題の見定めが不十分になるのです。結果,本来的には優先度の低い,インパクトのない課題が選定され,そのままプロジェクトが進み,開発後に「DX なんかやる意味がなかった」といった極めてネガティブな評価になってしまうわけです。(位置 No. 1377)

イデアを出し続けることが,必要。

DX に限らず,あらゆる変革には法則があると思っています。それは,いつの時代でも「変革は若者からはじまる」ということです。(位置 No. 2730)

変革は若者からはじまる。私も変革を成し遂げる若者*1でありたい。

*1:年齢的に若者ということが苦しくなってきた。ここでは,年齢が若いというよりも,青臭い気持ちを持ち続ける人という意味として捉えたい。