Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

駆逐される人材と DX 人材

2021年6月28日作成

『駆逐される人材と DX 人材』(佐藤 洋)を読了。

ビジネスの本質は「問題解決」である。これは過去から現在,そしておそらくこれからも変化しない普遍的なものだと思います。(位置 No. 35)

普遍的なものである「問題解決」の力を身につけていく。そして,デジタルは,問題解決のツールとして使いこなす。

学生とビジネスの違いは何ですか?無論,違いは多くあります。その中で,ここで確認しておきたいのは「問題用紙がないこと」と「正解がないこと」です。(位置 No. 85)

正解が無い中で,判断していく。妥当な選択ばかりではなく,時折,チャレンジングな選択もしたいものだ。

それでは,今の DX 時代はどうでしょうか?前述のとおり,お客様も我々も問題が不明確な時代です。つまり「問題を解く力= How の能力」の前に,「問題用紙を作ること=問題を定義できること」が非常に重要になります。(位置 No. 127)

問題解決する前に,問題を定義することが必要。How の前に,What と Why を定義する。

では,改めて DX 時代に求められる本質的な能力(思考)を整理します。「問題用紙を作ること=お客様の問題を定義できること」です。言い換えると「お客様を含めたビジネス現場で発生している事象を問題定義のためにその捉え方を変えることができる能力(思考)」です。(位置 No. 166)

DX 人材とは,単に仕事ができる人なのではないか。