2020年11月4日
『会社四季報の達人が教える 10 倍株・100 倍株の探し方』(渡部 清二,東洋経済新報社,2018年6月28日)を読了。
「テンバガー(10 倍上がる株)を見つけるには,まずは自分の家の近くから始めることだ。裏庭になければ,商店街や,職場である」(『ピーター・リンチの株で勝つ』)(位置 No. 46)
テンバガーは,身近なところに存在するかもしれない。
「普通の人がその頭を 3 % も働かせれば,平均的なウォール街のプロと同等あるいはそれ以上にうまく投資できることがわかってきたのである」(『ピーター・リンチの株で勝つ』)(位置 No. 311)
会社において,意思決定をするときくらい頭を働かせれば,もう少しうまく投資できるかもしれない。
売り上げを伸ばしていく方法は,以下の 3 つに限定される(位置 No. 770)
電力業界で考えると,シェア拡大は難しいだろう。
エネルギー構成比率を再生可能エネルギーで置き替えていくというのは,今まさに行われている。
次のステップは,飽和した日本のマーケットを飛び出し,新天地を求めることか。
「その会社の製品を買うよりも,その会社の株を買っておけ」(位置 No. 1239)
純粋に「いいな」と思う製品があれば,その製品を買うよりも,その会社の株を買っておく。
「だって PER が高いということは市場の期待が高いんだろ」
つまり PER には世間一般で知られる「指標」という視点だけでなく,もう 1 つ「期待値」という視点もあるのだ。(位置 No. 1614)
一つの指標も,見方を変えれば違う意味を持つ。
指標だけでなく,指標が語りかけるストーリーを大切にしたい。
「強気相場は悲観の中に生まれ,懐疑の中で育ち,楽観の中で成熟し,幸福感の中で消えていく。悲観の極みは最高の買い時であり,楽観の極みは最高の売り時である」(ジョン・テンプルトン)(位置 No. 1830)
悲観,懐疑,楽観,幸福感を肌で感じられるようになる。
悲観の極みをしっかりとらえて,投資できるようになりたい。