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競争からちょっと離れると,人生はうまくいく 桝野俊明

2020年1月11日更新

『競争からちょっと離れると,人生はうまくいく』(曹洞宗徳雄山建功寺住職 桝野俊明,三笠書房,2014年10月25日発行)を読了。

 「迷う,ということは一種の欲望からきているように思う。ああもなりたい,こうもなりたい,こういうふうに出世したい,という欲望から迷いが出てくる。それを捨て去れば問題はなくなる」(松下幸之助)(p. 26)

人は迷いながら強くなっていくのではないか。

「勝ち負けにはもちろんこだわるんですが,大切なのは過程です。結果だけなら,ジャンケンでいいんですから」(羽生善治)(p. 31)

意思を伴わぬ決定だけならサイコロでもできる。

「私は苦労をいとわぬ。辛抱もするが,それは自分に気の向いたことをするときだけだ」(フランスの哲学者モンテーニュ)(p. 48)

哲学者であれば,気の向いたときにだけ苦労や辛抱すればいいかもしれない。
普通の人は,日常生活を営む中で,気の向いたときにだけ苦労や辛抱するというのは難しいだろう。

「レンガの壁がそこにあるのには理由がある。ぼくたちの行く手を阻むためにあるのではない。その壁の向こうになる“なにか”を自分がどれほど真剣に望んでいるか,証明するチャンスを与えているのだ」(米国カーネギーメロン大学ランディ・パウシュ終身教授)(p. 58)

レンガの壁は超える,いや,壊してでも先に進む。
その先に自分の望んでいるものがあるのならば。

「上には上がいる」ことを自覚していれば,勝っても謙虚でいられます。そして,周囲が押し上げてくれるのはそういう人なのです。(p. 62)

「勝って驕るな,負けて腐るな」という峰岸みなみの座右の銘を思い浮かべた。

「オーバーワーク」は自分のためにも,周囲のためにもなりません。闇雲な「努力主義」から一歩離れてみると,努力の「質」が高まるのです。(p. 85)

努力だけでは超えられない「質」を高める。

「過失の弁解をすると,その過失を目立たせる」(イギリスの劇作家シェークスピア)(p. 95)

過失については,弁解しない。

「約束を容易にしないものは,その実行においてはもっとも誠実である」(フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソー)(p. 138)

約束を簡単にしない人は,きっと約束を果たす人である。

「約束を守る最上の方法は,けっして約束しないことだ」(フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト)(p. 138)

約束を破るよりも,そもそも約束をしない。

「孤独……訪ねるにはよい場所であるが,滞在するのには寂しい場所である」(p. 159)

確かに,滞在するのは長くても……。

「孤独をおそれず,孤独にまみれず」(p. 159)

孤独をおそれてはいけないが,孤独にまみれてもいけない。

「悪口は意地の悪い人の慰めである」(フランスの思想家ジョセフ・ジュベール)(p. 167)

悪口は言わないようにしよう。

「光陰矢よりも迅なり。身命は露よりも脆し」(『正法眼蔵』「修証義」)(p. 197)

人生は思ったよりも短い。
それを自覚して,生きるしかない。

たくさんの人が禅に共感を覚えるのは,あらゆるものを捨てていく,削ぎ落としていく,という禅の世界が,いまの生き方の指針となるからかもしれません。(p. 220)

複雑になった世の中で,いらないものを捨てていくことは必要。

競争からちょっと離れると、人生はうまくいく (単行本)

競争からちょっと離れると、人生はうまくいく (単行本)

  • 作者:枡野 俊明
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2014/10/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)