Masassiah Blog

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影の権力者 内閣官房長官菅義偉

2019年11月30日更新

講談社+α文庫『影の権力者 内閣官房長官菅義偉』(松田賢弥著,2016年2月16日 第 4 刷)を読了。

  • 第一章 血涙の歴史の落とし子
  • 第二章 集団就職の世代
  • 第三章 小沢一郎菅義偉
  • 第四章 権力闘争の渦中で
  • 第五章 安倍政権の中枢で
  • 第六章 権力を体現する政治家

「俺は,誰も相手にせず,何もない時から安倍さんを支えた。その気持ちは今でも変わらない」

菅から時に口をついて出る言葉だ。菅だからこそ言える言葉であり,一方の安倍自身,菅が自分を支え続けてくれたことに尽きせぬ恩義を感じているという。菅がいなかったら,安倍は再び総理の椅子に座ることはできなかった。(p. 16)

 安倍と菅の関係は長い。

自民党のしがらみや悪い面を最初の選挙ですべて見てしまった」

それは,主義・主張を持たずにただ長いものに巻かれ,異端者を排除し,既得権益を守るため自分らだけの狭い世界に安住する保身体質と言い換えてもいいだろう。(p. 143)

保身体質は,自民党だけのものでなく,自分の近くにも存在する。

梶山に梶山はいないというのは,参謀が不在という意味だ。梶山自身が竹下や橋本の名参謀だっただけに,参謀の重要性を熟知し,その不在が敗北につながるだろうと覚悟していたのだ。(p. 182)

 勝負に臨むとき,参謀を誰にするかが重要。

いったん決めたら,どんな壁があろうとブレることなく,決めたことを守るーーー一見,当たり前の言葉のようだが,それが菅義偉という人間の政治信条なのかもしれない。(p. 268)

いったん決めたら, ブレないこと,決めたことを守ること,これは実践したい。

「政治家は政策決定に際して,官僚から過去の経緯や知見,現状について説明を受けます。そのときに気をつけなければならないのは,自信の信念と国民の声をいかに反映させるかということです。

官僚はしばしば説明の中に自分たちの希望を忍び込ませるため,政治家は政策の方向性が正しいかどうかを見抜く力が必要です。

官僚は本能的に政治家を注意深く観察し,信頼できるかどうかを観ています。政治家が自ら指示したことについて責任回避するようでは,官僚はやる気を失くし,機能しなくなります。

責任は政治家が全て負うという姿勢を強く示すことが重要なのです。それによって官僚からの信頼を得て,仕事を前に進めることができるのです」(pp. 304 - 305)

政治の世界では,責任は政治家が全て負う。
仕事の世界では,責任は上役が全て負う。
上役になったとき,責任を負う覚悟を示さなければ,下の者はついてこない。