『習慣を変えれば人生が変わる』(マーク・レクラウ,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2017年7月15日)を読了。
習慣の良し悪しによって,人生の良し悪しも決まる。
平和運動家ピース・ピルグリムの「思考がどんな強い力を持っているかに気づいたら,ネガティブな思考を絶対にしなくなるはずだ」という名言がすべてを言い尽くしている。ネガティブな思考をしてはいけない。ネガティブな思考が浮かぶたびに,「必ずうまくいく」というポジティブな思考と入れ替えよう。
つねにポジティブに思考しよう。ポジティブに考える人は,人生にはなんの問題も存在しないと考える夢想家ではなく,問題を成長の機会ととらえ,何らかの教訓が秘められていると考える現実主義者である。ポジティブな思考とは,現実をあるがままに見て,それを受け入れて最大限に生かすことである。(p. 33)
ネガティブな思考には,何の力もない。
時間を守ることは,他人への敬意の証しである。時間を守らないなら,どんなにいい人でも少し横着な人物という印象を与えかねない。
どんな約束にも 10 分前に到着することが大切だ。他人への礼を失しないようにという配慮からではなく,自分が気分よく過ごせるからである。私は約束の時間を守るようになって,10 分間の余裕が心の平和につながることに気づいた。(p. 120)
どんな約束でも 10 分前に到着するようにしよう。たった 10 分なので,それほど難しくはないだろう。
「本を読まない人間は,字が読めない人間とたいして変わらない」と作家のマーク・トウェインは言った。毎日 30 分,本を読めば,1 週間で 3 時間半,年間で 182 時間になる。これは膨大な知識量に相当する。(p. 141)
本を読まない人は,何のために字を読むことを習ったのだろうか。
知識を得ようとしない者が,何事かを成しとげられるとは思えない。
あなたは部下について不平を言っていないだろうか。もしそうなら,自分がなりうるかぎり最高の上司になろう。(p. 184)
部下についての不平は言いたい。それをこらえて,自分がなりうるかぎり最高の上司を目指すのは,簡単ではない。
目標を達成する人は実行力があり,たえず行動を起こす。間違いを犯しても,教訓を学んで前進を続ける。断られても再び挑戦する。(p. 192)
目標がないから実行しない。実行しなければ,何の教訓も得られない。
先延ばしとは,やるべきことを避けることだ。実際に何もしていないのに魔法のように事態が好転すると期待して大切な用事を延期することである。しかし,事態はひとりでに好転することはない。たいていの場合,先延ばしの原因は,心の中で抱いている何らかの恐怖である。たとえば,断られることへの恐怖や失敗することへの恐怖だ。もう 1 つの原因は課題に圧倒されることである。(p. 194)
先延ばししても,好転することはない。
人生をもっと気楽に考え,「不運なことはいずれ過ぎ去る」と信じて心を落ち着かせよう。イギリスの作家キプリングは「勝っておごらず,負けて腐らず,つねに平常心を保とう」とアドバイスしている。(p. 207)
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