2020年6月13日更新
『33 歳からの時間のルール』(柴田 英寿,明日香出版社,2010年4月12日発行)を読了。
時間を効率よく使う方法(p. 36)
- 細切れ時間を有効に使う
- 立ち上がりを早くする
- 同時にいくつもの成果を出す
時間を効率よく使えば,仕事を早く終えることができる。
3 つの方法を実践する。
生産性を上げるには,ちょっとした思いつきをこまめにメモして,少しずつ仕上げていくことです。仕事の生産性を高めるコツは,おおむね仕事を小さく分解して,コツコツやり続けていくことだと言ってもいいくらいです。細切れの時間にちょっとずつでも仕事を片付けていくのが時間を効率的に使う仕事の仕方なのです。(p. 45)
大きな仕事も,小さな仕事の積み重ねで成り立つ。
コツコツとやり続けることが,結果として最も効率が良いのかもしれない。
自分の考えを世の中の人が受け入れられるようにまとめるのが本を書く一番の価値です。世間と自分の間合いを確かめるのです。これは仕事をしていく上でも役立ちます。会社の中だけに閉じこもっている人は,間違ったことを考えていると言ってもいいくらいです。自分自身が世の中に受け入れられるかを試すのが本を書くということです。(p. 48)
自分の考え方を本に残すことは,人生の目標の一つである。
その本のテーマは,一体何になるのだろうか。
考えてみれば,大事なことを会議で決めることは,ほとんどありません。本当に大事なことは密室で決まります。会議は大事でないことにみんなから文句が出ないようにやるものです。ですから,ほとんどの会議にとって議事録が厳密である必要はないのです。(p. 91)
会議は,合意を形成するための確認の儀式である。
確認することは,あらかじめ決まっているので,議事録は会議前にほとんど仕上げておくことができる。
武士の時代,殿様の意に従わないことはできませんでした。しかし,ご乱心(発狂)の場合は,殿の言っていることはモノノケが乗り移ってのことなので従わなくてもよかったそうです。(p. 95)
上司のご乱心(発狂)を判別することができれば,従わなくてもよいこともある。
上司を上司と思うと不満が募ります。上司なら,自分のためになることをやって欲しくなるからです。そこから不幸が始まります。考え方を変えて,上司には自分がサービスするものだと思えば事態は好転し,自分の時間を無駄にすることが減ります。(p. 101)
サービス対象を上司にするというのは,自分の時間を無駄にすることが減るかもしれない。
しかし,会社としての生産性は高まるのだろうか。
30 代に勉強することは,人生 80 年として折り返しを過ぎる 40 歳以降のための最後の貯金です。たくさん貯めておくにこしたことはありません。(p. 145)
勉強できる時間は限られている。
最後の貯金をするために,たくさん勉強しておく。
週末こそ,早起きして,早く始動するのが時間を有効に使う鍵です。土曜に遅く起きてしまうと,土曜を1日何もせず終えてしまいがちです。そして,土曜に早起きするには金曜の夜を落ちついて過ごすことです。金曜の夜には予定を入れず早く帰って,リフレッシュして早く寝るのがいいです。(p. 146)
金曜日の夜の過ごし方が,週末を有効に過ごす鍵である。
その鍵は開けられることは少ないが。
ボリビア人の宣教師に,南米の言い伝えを教えてもらったことがあります。その言い伝えは,人は生まれてから死ぬまでに 3 つのことをしなければならない。
一つ,木を植える
一つ,子供を育てる
一つ,本を書く
だそうです。生きていくということはそれ自体が自然に害を与えることなので,それを埋め合わせるために木を植える,自分の子孫を残す,そして,自分が考えたことを書き残す,ということです。(p. 179)
3 つのうち,「木を植える」ことしか成し遂げていない。
自分の子孫を残す,自分が考えたことを書き残すことが今後の課題である。
どこで何をしていても自分の潜在意識が“解決”を求めていて,何かをひらめいてしまう,そういう時間の過ごし方こそ習慣にするべきものです。(p. 183)
色々な場面で,解決のヒントが潜んでいる。
潜在意識の中で,解決を常に探し求める。