元々,数値化するのは大好きなので『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』(三木雄信,PHP 研究所,2017年9月1日)を読んでみた。
数値化する大きなメリットの一つは,「目標達成までに何をすべきか」という具体的なアクションが見えてくること(p. 23)
目標まで遠い,など定性的な見方では,何をすればよいかわからないが,目標まで数値で示すとやることが見えてくるのは納得。しかも目標までの進捗を管理できることも嬉しい。
孫社長は,人の意見やアイデアを「良い悪い」「好き嫌い」などの主観では判断しません。「これなら結果が出る」と数字で客観的に示せるなら OK,示せないなら却下するまでです。(p. 34)
判断してもらうためには,主観ではなく,数字を示す。
数値化は,過去を振り返って満足するためでも,誰かを悪者にするためでもなく,未来を作るためのものである。(p. 43)
数値化は前向きな仕事として捉える。
計画に時間をかければかけるほど,社内は疲弊してモチベーションは下がる(p. 63)
計画を立てるよりも,動くものをつくるのに時間を費やす。
クリアすべき中間目標を設定することで仕事がゲーム化され,毎日のように達成感を味わうことができる(p. 87)
RPG をやっているような感覚で仕事をする。
ラクに数字が取れる仕組みがあるだけに,いつの間にか「取れる数字しか見ない」というマンネリ化が起きてしまうというのが,この手の企業が陥りやすいワナ(p. 180)
とりあえず,どんなものでも数字が取れるようにしておく。
過去に成功体験がある上司でも,今まさに直面している問題については,何をどうするのが正しいのかわかっていない(p. 314)
どんな問題でも,因数分解して理解できるようにしてから対策を考える。