Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』の続編である『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』(河合雅司,講談社,2018年5月20日)を読了。

ベテラン社員は,仕事に対する知識や熟練度は高いかもしれないが,年齢とともに行動を起こす意欲が鈍くなる。これまでの仕事の進め方に固執する人も増える傾向にある。事業にしても新たなチャレンジを回避しがちだ。(p. 113)

ベテラン社員が多い職場では,仕事のやり方を変えようとしない傾向があるのは実感できる。

私は前著『未来の年表』において,人口減少社会を俯瞰し,少子化が止まらない以上,それを前提として社会を作り替えていかなければならないことを強く訴えた。また,国家としての衰退を避けるには「戦略的に縮む」ことが必要で,そうすることで日本社会は「豊かさ」を維持でき得ると論じた。(p. 188)

少子化を前提とした社会のあり方を考える。

日本企業の場合,いまだ全員が顔を合わせて仕事することが大前提となっていることが多い。人々が集まって働いたり,物事を決めたりするという仕事の進め方は,さまざまなアイデアを生むという相乗効果が期待できるし,それ自体を否定するつもりはないが,責任の所在が不明確になっていることも多い。

顔を合わせれば,臨機応変に業務に対応できるという利点もあるが,同時に在宅勤務推進の妨げになっていることも事実だ。個人の職責や成果を明確にした業務プロセスを確立しさえすれば,勤務時間の柔軟運用や在宅勤務も図りやすくなる。こうした業務の在り方の大改革は経営者が英断を下さなければ前進しない。(p. 220)

個人の職責や成果を明確にした業務プロセスを確立することを目指す。

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