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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

私はソフトウェア開発者ではないのだが,ソフトウェア開発者の生き方に興味があり,『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』(Chad Fowler 著,オーム社,平成22年2月25日)を読んでみた。

人生が主に仕事に費やされるとすれば,自分の仕事を好きになることが自分の人生を好きになるための最も重要な鍵の 1 つだといえる。退屈で平凡な仕事よりも,困難でやりがいがあって報いのある仕事のほうが,朝も元気よく起きる気にさせてくれるはずだ。(xiii ページ)

好きなことを仕事にすれば,幸せになれる。

自分自身にとって「一番下手くそになる」状況を見つけよう。もっと優れた人たちと仕事がしたいというだけの理由で,すぐにほかのチームや会社に移るのは難しいだろう。だから,良い影響を与えてくれそうな開発者たちと一緒に仕事ができるボランティアのプロジェクトを探そう。(14 ページ)

自分が一番下手くそになる状況に身を投じれば,否が応でも成長できる。

困ったことにソフトウェア業界は,浅薄なスペシャリスト――スペシャリストという言葉を一つのことしか知らない言い訳に使っている人たち――を大量に生み出している。(28 ページ)

浅薄なスペシャリストにならないように,広く,深く技術を身につける。

もちろん,生まれつきの才能が能力を大きく左右するのは確かだ。誰もがコルトレーンモーツァルトになれるわけじゃない。しかし,情熱を持てる仕事を見つけることで,凡人からの大きな一歩を踏み出すことができる。(33 ページ)

情熱があり続ければ,成長し続けることができる。

本当の意味で何かを習得しようと思ったら,誰かに教えてみることをお勧めする。自分の理解をはっきりした形にする一番いい方法は,自分の言葉を使って,ほかの人にもわかるように説明することだ。口に出してみるという行動は,考えをまとめる方法としてよく知られている。

勉強会などで教える機会を増やし,習得度を高める。

僕らは皆,自分には何かしら特別な天賦の才能があると思いたがるが,代わりの人なんて存在し得ないと誰もが納得する本当に無比のソフトウェア開発者は一握りしかいない。(84 ページ)

無比のソフトウェア開発者のすごさを知りたい。

毎日,職場に着いたら,使える時間はわずか 8 時間!やって,やって,やるしかない!という気構えで作業に取りかかる。開始と終了の時刻に厳しい制約が課されていると,時間をきちんと管理して,より有効に活用する習慣が自然と身に付いてくるだろう。一日の最初にその日に完了すべき作業を確認し,それらを優先度順に整理して並べて,一つひとつ確実に終わらせていく,という作業の進め方をするようになるかもしれない。(91 ページ)

仕事の基本だね。

週に一度,最前線技術について調査する時間を設けよう。少なくとも週に 2 時間,新しい技術を調査し,それについてのスキルを養う余裕を作ろう。目をつけた新しい技術を実際に試してみる。簡単なアプリケーションを作ってみる。現在の技術で開発しているプロジェクトの難しい部分を新しい技術で試しに実装し,両者の違いと新しい技術でできることを確認してみる。自分のスケジュールにそういう時間を組み込んでくれ。そしてくれぐれも怠けないように!(144 ページ)

最前線技術について調査しなければ,生きた化石になってしまう。