『AIに負けない子どもを育てる』(新井紀子,東洋経済新報社,2019年9月19日)を読了。
加えて企業の中間管理職の方たち。「上からは生産性を上げろと言われるが,現場はメールや仕様書の誤読による予期しないトラブル続きで働き方改革どころじゃない。すると能力の高い人材から転職してしまう。一度そのサイクルに陥ると,なかなか立ち直れない」と言います。(位置 No. 23)
私が勤めている会社は,このサイクルに陥ってしまっているのではないだろうか。
今は,AI にこだわらずに,オープンデータ,キャッシュレス,ブロックチェーンなど様々な IT 先端技術全般を「デジタライゼーション」という言葉で捉え,産業革命時代の蒸気機関や 20 世紀初頭のフォードシステムになぞらえて「デジタライゼーションを前提とした産業構造の再編が起こる」というのが,多くのビジネスマンの常識になりつつあることを感じます。(位置 No. 256)
産業構造の再編が起こりつつあるのは感じる。
再編後の産業はどうなっているのか,未来を予測したい。
実は,辞書というものは,辞書に載っている語彙の大半を日常的に使うことができる人が,たまに出合う未知の語の意味を調べたり,正確な定義を改めて知りたいときに使う道具に過ぎないのです。文中の 5 割の言葉を知らない,という状態の人にとって,辞書はほとんど助けにはなりません。(位置 No. 420)
専門外の分野の専門書は,辞書や用語集があっても助けにならない。
専門の言葉を身に付けていくしかない。
なぜなら,現代社会で生き残る上では,意味を理解しながら抽象概念操作ができることは圧倒的なパワーを意味するからです。グーグルの 2 人の創立者,ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがその力で無から巨万の富を得たように。(位置 No. 2096)
抽象概念にすれば,コンピュータがそれを実行してくれる。
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