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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる東大作文

2021年6月18日

『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる東大作文』(西岡 壱誠,東洋経済新報社,2019年4月3日)を読了。

難しくて一言で言えないことを相手に理解してもらうことは不可能です。自分の中で噛み砕いて,自分でも「難しい」と感じていない,一言で言い表せるほどに明確なものでないと,理解してもらえないのです。(位置 No. 554)

私が発する言葉のうち,どれだけ相手に理解してもらえているだろうか。

良い作文を邪魔する最大の病,「読者は頭がいい病」(位置 No. 1011)

噛み砕けるだけ,噛み砕かなければ,読者に伝わらない。

「論理的思考力」とか「論理の破綻」「論理の飛躍」とか,「論理」という言葉を聞くタイミングって多いと思うのですが,具体的にこれが何なのかを深く考えたことのある人は少ないかもしれません。

一言で説明すると,「つながり」です。「論や文章・話のつながり」が論理であり,「物事のつなげ方」が「論理的思考力」です。(位置 No. 1063)

つながりを意識しながら,資料を作成する。

誤解を恐れずに言うが,この地域の住民は,私も含めて,今までの経験や今までのアイデアに引っ張られた企画ばかりを考えてしまう傾向があると思う。今この地域に求められるのは他所から来た若い人の,今までこの地域の中で生まれ得なかった新鮮な考え方ではないだろうか?(位置 No. 2782)

トゲが目立たないように,この地域の住民を批判する方法。

最後に養老孟司先生のこの言葉で締めさせていただければと思います。

「他人は互いにわかり合えないものです。わかり合えないからこそ,言葉があるのです」(位置 No. 3039)

わかり合えないからこそ,言葉がある,ということを認識すれば,言葉を選ぶのに慎重になれる。