Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

資本家マインドセット 三戸 政和

2021年2月24日

『資本家マインドセット』(三戸 政和,幻冬舎,2019年3月)を読了。

「お金を生む仕組み」をつくること。

それが,私が考える,資本家のいちばん大事な仕事だ。(位置 No. 172)

お金を貯めるのではなく,貯めたお金でさらにお金を増やしていく。

今の組織から外に踏み出したとき自分に何ができるのか,どんな価値を生み出せるのか。そこを考えるのが,「サラリーマン絶滅社会」を生き延びるための第一歩だ。(位置 No. 660)

転職した場合,自分の価値はどの程度あり,今の報酬より多くの報酬を手にすることができるのか,しっかり見極めたい。

極力時間を使わず,収入が得られる副業は何だろう?そう考えて副業にチャレンジすることは,「お金を生む仕組み」をつくることを仕事にする「資本家」を目指す,格好のトレーニングになる。(位置 No. 705)

副業が解禁されたときに備え,自分ができる副業の準備を始めておく。

しかし,アイデアを実行して,成功するまで諦めない者は少ない。おそらく,思いついてもやらない人が 99 %。「やってみないとわからない」と行動を起こすのは 1 %。その 1 % のほとんども,ちょっとやってうまくいかなければすぐに撤退する。試行錯誤をしながらそれをやり続けるのは,さらにその 1 %。

そして最後に勝つのは,やり続けた 0.01 % なのだ。(位置 No. 776)

イデアを語るだけならば,多くの人ができる。アイデアを実行し,それを成功させたことを語れるのは,ほんの一握りだ。

ベンチャー企業には「ファーストペンギン」という言葉がある。エサを求めて,最初に海に飛び込むペンギンのことだ。最初に飛び込めば天敵に狙われる可能性が高いが,海のエサは食べ放題となる。最初に行動した人が,ハイリスクだがハイリターンを取れるという意味だ。(位置 No. 1021)

リスクなくして,成功なし。リスクを背負うのも,生きる刺激になる。

しかし地方の中小企業のバリューアップに求められるのは,そんなレベルの改革ではない。カルロス・ゴーンのように豪腕をふるって大規模なリストラを断行することも,スティーブ・ジョブズのように画期的なイノベーションを起こすことも,まったく必要ない。

大企業のサラリーマンから見たら,「えっ,そんなこともやっていなかったんですか?」という程度の改革で,驚くほどの成果が上がることは少なくない。(位置 No. 1167)

地方の中小企業のバリューアップに貢献する,ということがそのまま副業になりそうな予感。

業務を細分化して整理すれば,たいがいの仕事はマニュアル化できる。そうやって誰でも同じようにこなせるような仕組みをつくってしまえば,いちいち現場に指示を出す必要はない。(位置 No. 1318)

アウトソーシングできない業務なんて,ごくわずか。

リスク分散の観点からすれば,サラリーマンは,所属する会社に全面的に依存し,まったくポートフォリオを組めていない。その点でも,前にも述べたように副業を持って,収入の柱を複数化させることが求められる。(位置 No. 1390)

将来の収入の柱は,本業,副業,貯めたお金の運用の 3 本。

資本家もそうだが,仕事は心が折れたら失敗だ。心さえ折れなければ,成功するまで続けることができる。

そして,心が折れないように支えてくれるのは,「自分はこれが好きだ」「自分はこれがやりたい」という熱意や信念しかない。(位置 No. 1703)

熱意や信念があれば,何でもやりとげることができる。

資本家マインドセット (NewsPicks Book)

資本家マインドセット (NewsPicks Book)