2020年10月17日
『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦』(西川 徹・岡野原 大輔,KADOKAWA,2020年3月18日)を読了。
コンピュータは,同時多発的に発生する複雑な状況を捉えて瞬時に分析することができる。人ほど深い分析はできないが,人よりも多様な情報を大量に取り入れて分析することができる点が強みだ。(位置 No. 488)
同時多発的に発生する複雑な状況を捉えて,的確な判断を下せるシステムがあればいいのだが。
同じエンジニアであっても,プログラミングの能力は,人によって 100 倍,いや 1000 倍も違う。書けない人には絶対に書けない世界がある。そのくらい力の差がある。(位置 No. 668)
プログラミングの能力の差は,どれくらいのものなのだろうか。
普通のプログラマー,すごいプログラマーを比べてほしい。
起業は,準備すればするほど,やる気はなくなってしまう気がする。思い立ったときに始めるのが一番いい。
準備をすると,リスクを考え始めるからだ。リスクを考え始めると「普通に就職するほうがいい」という結論になる。それが当たり前だ。だから「面白そうだ」という熱狂の中で,思い切って始めてしまうことが大事だったのかもしれない。(位置 No. 695)
起業は勢いか。
私は,リスクを考え始めてしまうタイプだから,起業家には向いていないだろうな。
どんな技術にも共通部分がある。コンピュータサイエンスにおいても,コアの部分を理解しておくと同じ考え方が様々な部分に適用できて,すんなり理解できる。そういった「勘所」をつかむ力があるのだ。(位置 No. 724)
コンピュータサイエンスのコアの部分を理解しておけば,別の分野でも応用できる。
モチベーションを持つことで,様々な創意工夫が可能だし,顧客が考える以上の成果も出せるはずだ。そもそも創意工夫自体がとても楽しい。熱中して夢中になれるのであれば仕事していても楽しいし,学びも多い。会社はそういう高いモチベーションを持てる環境を作ることを目指している。(位置 No. 1042)
今のチームは,高いモチベーションを持てる環境だろう。
「絶対にできる」とわかっていることは,やらないでほしい。それは我々でなくても実現できるからだ。できない可能性が 9 割あってもいい。我々でなければ実現できないこと,できるかどうかわからないことをやってほしい。(位置 No. 2052)
「絶対にできる」とわかっていることは,やらない。
できない可能性が 9 割あっても,1 割に賭けて挑戦してみる。