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プレゼンに勝つ図解の技術 飯田 英明

2020年6月7日更新

『プレゼンに勝つ図解の技術』(飯田 英明,日本経済新聞出版社,2007年12月10日発行)を読了。

 説明のストーリーにも,抽象化が必要とされます。相手に判断してもらったり,納得してもらったりするためには,ほんとうに必要なものだけを取り上げ,強調し,それ以外のものは関連があったとしても思い切って捨てる。(p. 15)

余分なものを削り取ることで,洗練されたプレゼンになる。

 図解を作るときに必要なのは要約力と構築力です。要約力とは,「要するに何が言いたいのか」を簡潔にまとめる能力です。また構築力とは,「どう表現するか」,つまり言いたいことを伝えるために必要な項目を過不足なく取り上げ,それらの関係や構造に合わせて配置する能力です。(p. 24)

言いたいことを決めて,言いたいことを伝えるために図解する。

 三つにまとめることは図解だけではなく,コミュニケーションのあらゆる場面で効果を発揮するので,日頃からクセをつけておくとよいでしょう。出張から帰って上司に報告する,トラブルについてレポートを書くといったときなど思いついた順に挙げていくのではなく,どういうことなのかいったん三つにまとめてみることによって,自分の頭の中も整理され,伝えられた相手にもわかりやすいものとなります。(p. 51)

三つにまとめることをクセにする。
日頃から,自分の頭を整理する。

 ひと目で内容を理解させるには,次の三つの手順で空白を決めます。(p. 72)

  1. 内容の意味から考えて,いくつかのまとまりに分ける
  2. 同じ意味のまとまり同士を近づける
  3. 違う意味のまとまりとまとまりのあいだは,より遠ざけるようにする

同じ意味のものをまとめて,違う意味のものは遠ざける。

プレゼン資料は,受験参考書にラインマーカーで色をつけるのとは違います。個々の部分で大切な部分を強調するのではなく,そのページで伝えるべきメッセージに直接関係しているもっとも重要なところだけを強調するのです。また,色だけでなく,吹き出しやチェックマークを使って注意を引く場合も同じです。(p. 79)

1 シート 1 メッセージが原則である。
1 つのシートには,言いたいこと 1 つだけしか掲載しない。

 資料作りに取り組むときには,次のことを考えます。まず伝えるべき内容を固め,それをいかに伝えるかという説明のストーリーを組み立てます。この部分は,どんなに急いでいても質を下げてはいけません。ここで質を下げると,成果に直接影響してしまいます。効率化をはかるのは,このあとです。成果に見合った時間を決め,その中でどう見せるのかを考えて,資料を作っていきます。(p. 166)

説明のストーリーというか,骨子を決めておいてから資料を作り始める。

プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫)

プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫)

  • 作者:飯田 英明
  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 新書
 
プレゼンに勝つ図解の技術 〈第2版〉 (日経文庫)

プレゼンに勝つ図解の技術 〈第2版〉 (日経文庫)

  • 作者:飯田 英明
  • 発売日: 2012/11/16
  • メディア: 新書