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【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則 P. F. ドラッカー

2020年7月1日更新

『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』(P. F. ドラッカー著,上田惇生編訳,ダイヤモンド社,2001年12月13日発行)を読了。

 マネジメント・ブームの中心となったコンセプトは 7 つあった。それは,

  1. 生産性向上のための科学的管理法(サイエンティフィック・マネジメント)
  2. 組織構造としての連邦分権組織
  3. 人を組織に適合させるための人事管理
  4. 明日のためのマネジメント開発
  5. 管理会計
  6. マーケティング
  7. 長期プランニングだった。(p. 4)

マネジメントは必要かもしれないが,それで十分ではない。

 マネジメントには,自らの組織をして社会に貢献させるうえで三つの役割がある。それら三つの役割は,異質ではあるが同じように重要である。(p. 9)

  1. 自らの組織に特有の使命を果たす。マネジメントは,組織に特有の使命,すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。
  2. 仕事を通じて働く人たちを生かす。現代社会においては,組織こそ,一人ひとりの人間にとって,生活の資,社会的な地位,コミュニティとの絆を手にし,自己実現を図る手段である。当然,働く人を生かすことが重要な意味を持つ。
  3. 自らが社会に与える影響を処理するとともに,社会の問題について貢献する。マネジメントには,自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに,社会の問題の解決に貢献する役割がある。

マネジメントだけで,組織は変わるのだろうか。

 ところが,たとえ独占禁止法が存在していなくとも,それ以上大きくなると賢明ではないという上限もある。市場を支配すると惰眠をむさぼる。自己満足によって失敗する。市場を支配すると,組織のなかに革新に対する抵抗が出てくる。外部の変化に対する適応が危険なまでに難しくなる。(p. 30)

惰眠をむさぼる,自己満足する,これが現状かもしれない。

 イノベーションなる言葉は,技術用語ではない。経済用語であり社会用語である。イノベーションイノベーションたらしめるものは,科学や技術そのものではない。経済や社会にもたらす変化である。消費者,生産者,市民,学生その他の人間行動にもたらす変化である。イノベーションが生み出すものは,単なる知識ではなく,新たな価値,富,行動である。(p. 266)

イノベーションが生み出すものは,新たな価値,富,行動である。

組織の基礎となる原理は,「私的な悪徳は社会のためになる」ではない。「個人の強みは社会のためになる」である。これがマネジメントの正統性の根拠である。そして,マネジメントの権限の基盤となりうる理念的原理である。(p. 276)

個人の強みを,組織に生かすことができれば,組織は強くなりうる。

マネジメント[エッセンシャル版]