『社内向け業務ダッシュボードの設計・運用ガイドブック : 担当者になったら最初に読む本』(セム,2023年7月1日)を読了。
ダッシュボード設計の出発点は「視点の切り替え」
それぞれの立場で,この人ならデータから何が知りたいと思うだろうか?という視点で考えていきます。(位置 No. 134)
- 経営者の立場では
- 直属の上司の立場では
- 私の立場では【中心】
- 同僚の立場では
- 他部署の立場では
ダッシュボードを設計する前に,それぞれの立場で何が知りたいのかを考えてみる。
プロトタイプは「対話の起点」である
ダッシュボードの設計は、単なる UI 構築ではない。
それぞれの立場に立ってニーズを想定したうえで、プロトタイプを作成し、関係者に見てもらうことが重要である。
プロトタイプは完成形ではなく、対話の起点である。
実際に見てもらうことで、初めて「本当に必要な情報」が明らかになる。設計者の思い込みを排除し、ユーザーの視点を取り入れることで、ダッシュボードは「使われるもの」へと進化する。
ダッシュボードは「組織の鏡」である
本書を通じて得られた最大の示唆は、ダッシュボードとは単なる業務ツールではなく、組織の情報感度と意思決定力を映し出す「鏡」であるということである。
立場ごとの視点を丁寧に拾い上げ、プロトタイプを通じて対話を重ねることで、ダッシュボードは組織の知的インフラへと昇華する。
担当者として最初に読むべき一冊として、本書はその設計思想と実践の両面を示してくれる。
