Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

絶望しきって死ぬために,今を熱狂して生きろ

『絶望しきって死ぬために,今を熱狂して生きろ』(見城徹 + 藤田晋講談社,2013年7月1日)を読了。

あらゆる進歩の裏には,自分の考え出したことが素晴らしいと思い込み,諦めず,やり切った人たちが存在します。本文にも出てくるように,「すべての創造は,たった一人の孤独な熱狂から始まる」のです。(位置 No. 32)

熱狂なくして創造なし。

確実に勝利をつかむには,「これしかない」というところまで自分を追い込み,考え抜かなければならない。(位置 No. 132)

「これしかない」と確信できるまで,自分を追い込んでいく。

人間の頭は放っておくと硬直化するので,意図して変化をつけるくらいがちょうどいいのだと思います。(位置 No. 206)

日常生活に意図した変化をつける。私の実践は,毎日のランチは違う店・メニューを選ぶようにする。

僕はずっと勘違いしていたようです。

今までは,「どんなものでもいいから,新しいプランを出してみて」と言っていました。何の制限も設けない自由が,創造的な発想に結びつくと思っていたからです。

非常に幅広いインターネットの世界では,何でもできる反面,単なる思いつきや妄想など,底が浅いものを大量に生み出してしまう側面を見落としていたのです。

ネットビジネスは,ほかのビジネスに比べて,自由度が大きい。だからこそ,深く考えられたアイディアを絞り出すために,制約を設けることがとても大事だと気づかされました。(位置 No. 348)

制約があるからこそ,深く考えていける。また,実践的なアイディアが生まれる。

相手が感想をしっかりと伝えてくれた時,僕は「この人とは付き合えるな」とか,「大事にしよう」と思う。それがモチベーションになり,次の仕事へつながるのだ。感想は,それを言うこと自体に大きな意味がある。

感想がないところに,人間関係は成立しないと心得るべきだ。(位置 No. 434)

付き合いたい相手には,素直に感想を伝えるようにしよう。

「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう」

首相だった竹下登の言葉である。日本テレビ氏家齊一郎さんはそれに「そしてそれを忘れましょう」を付け加えていた。僕は,氏家さんの「忘れましょう」に衝撃を受けた。「自分で汗をかき,それで得た結果を,自分のものにせず人に渡す」ここまでは,何とかできる。しかし,そのことを恩に着せず,きれいに忘れるのは,なかなかできることではない。(位置 No. 531)

手柄は人にあげて,忘れてしまうくらいの気持ちでいよう。

僕と同じ立場の経営者から「よくまめにブログを更新できますね」と褒められることがあるのですが,実際,全然楽ではありません。四方八方に気を配りながら,自分の意見を書くのは容易ではないのです。これはビジネスマンなら,多かれ少なかれ,みなそうだと思います。

それでも立ち止まり,状況を整理し,俯瞰し,深く考えて自分の意見を言葉にする。その作業をしないまま一日を終えてしまったら,明日もまた同じように流されていくだけかもしれません。(位置 No. 1227)

苦しくしても,自分の意見を言葉にする作業をすることで,自分の意志で生きていく。

僕のような人間が,特殊であることは認めよう。しかし,おびただしい人々がビジネスの成功を目指して,うごめいているのだ。そこから抜きん出るためには,日曜日を楽しみにしているようではダメだと思う。

結局,人と差がつくのは,努力の質と量である。人が休んでいる時に,決して休まないことが僕の言う圧倒的努力だ。

それを行わずして,成功などあり得ない。(位置 No. 1326)

努力の質を上げ,量をこなして,成功につなげていく。

僕は,ビジネスマンは本を読むべきだと思います。読書も,その時々の成長段階や,抱えている仕事によって,得るものが違ってきます。

ビジネス書の中でも何冊かの良書を,僕は定期的に繰り返し読むことにしています。何年か経って読むと,同じ本でも吸収できるものが全く違ってくるからです。また,久し振りに読んでみると,過去に読んだ内容が,知らず知らずのうち,仕事に役立っていたことに気づかされることもあります。(位置 No. 1395)

本を繰り返し読むことで,過去に読んだときの自分と現在の自分の違いに気づかせてもらう。

いい企画を思いつくにはコツがあります。何かネタはないかと探していてもダメ。好奇心が間違った形で発揮されてしまいます。何でも仕事目線で見てしまうのです。そういう場合は物事を都合のいいように,歪曲してとらえてしまいがちです。

意識しすぎず,普通に楽しんで,好奇心を抱いたものをいかに鋭くとらえられるかが肝心です。いい企画のヒントは,現実の中にさりげない姿で潜んでいるものだと思います。(位置 No. 1449)

意識せず,楽しみ,好奇心を抱いたものを鋭くとらえよう。

「人は自分が期待するほど,自分を見ていてはくれないが,がっかりするほど見ていなくはない」――いつもそう思っているべきだ。(位置 No. 1586)

それなりに人目を気にしてもよいが,そんなに人目は気にしない。