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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実

2021年8月23日作成

『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』(峰 宗太郎,山中 浩之,日経 BP,2021年2月4日)を読了。

私は,7月10日に 1 回目,7月31日に 2回目の新型コロナウイルスワクチン予防接種を終えた。ファイザー製のワクチンだ。

ワクチン予防接種を終えた後ではあるが,本書を読んでみた。

本書を読む前も,読んだ後も,新型コロナウイルスワクチン予防接種を終えてよかったと思っている。

「専門家がコメントとして発する一言は,その方が持っている見識の文字通り氷山の一角で,水面下には膨大な思考や経験がある」(位置 No. 119)

専門家の一言の裏には,膨大な思考と経験があることをしっかりと認識する。膨大な思考と経験に触れ,その一言を自分のものにする。

人間は「状況をコントロールしている」ことに最大の喜びを覚えるのだそうです。新型コロナ下でも,「状況をコントロールする方策があり,自分自身をコントロールして,その方策に沿って動いている」という実感を得られるかどうか。(位置 No. 1520)

2021年8月現在,新型コロナの感染拡大状況をコントロールしているとは言えない。

大事なのは知識じゃないんです。それは聞けばいい。調べればいい。大事なのは考え方です。サイエンスを扱うならば,因果関係のショートカットはいけません。前後関係や相関関係と因果関係を混同してもいけません。(位置 No. 2210)

知識ではなく,考え方。知識は Google で検索すれば得られるが,考え方は自分の頭を動かさなければ得られない。

イデオロギーとか感情が先に来ちゃうと,リテラシーが失われて,「自分が信じていることを疑う」きっかけがなくなっちゃうんでしょう。そうなるともう聞く耳がない。それと同じことがコロナでも起こっている。(位置 No. 2557)

イデオロギーとか感情が先に来ているものといえば,新型コロナもそうだが,原子力発電の是非もだろう。

「これだけの読書を通してあなたは何を学んだか」といったら,要するに「自分の頭で考えないといつまでたっても安心はできない」ということですよね。(位置 No. 2654)

読書をして,知識をつめ込むのだけではなく,自分の頭で考える。自分の頭で考えて,腑に落ちたものが,自分の学びとなる。