Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

横綱・鶴竜の引退について

2021年3月27日作成

大相撲の第71代横綱鶴竜*1の引退が 2021年3月24日,日本相撲協会理事会で正式に承認された。進退を懸けて臨むとしていた春場所(2021年3月場所)を休み,5 場所連続休場だった。元横綱は引退後 5 年間は年寄名跡がなくても現役のしこ名で親方となれる特権があり,当面は「鶴竜親方」として後進の指導にあたる*2*3

鶴竜は数年前から足や腰のけがに苦しみ,ここ 2 年で休場は 8 場所を数えた。全休した2020年11月場所後には,横綱審議委員会から引退勧告に次ぐ「注意」の重い決議を受けた。進退をかけると明言していた今場所は初日直前のけがで休場。場所後の横綱審議委員会では再び厳しい対応が予想され,一線を退くことを選んだ。

横綱北勝海八角理事長は,

最後まで一生懸命努力したが,出られなかったことは残念だろう。ここまでよく頑張った

とねぎらった。

また,元横綱大乃国芝田山広報部長は,

次の横綱を担う力士が急成長してきての引退ならいいけど,そういうのでないのが残念

と感想を述べた。

朝青龍白鵬日馬富士,そして鶴竜と続いたモンゴル出身力士の隆盛。唯一現役の白鵬も,今場所 3 日目より休場した。白鵬も晩節に差し掛かっているのは,明らかだ。

次の時代を担う横綱,私にはまだ誰かがわからない。

相撲 2019年 08 月号 名古屋場所総決算号

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*1:鶴竜 力三郎 本名マンガラジャラブ・アナンダ。35 歳。モンゴル出身。2001年九州場所,16歳で当時の井筒部屋から初土俵。2005年九州場所新十両,2006年九州場所で新入幕。2012年春場所後に大関昇進。2014年春場所で初優勝し,場所後に第71代横綱に昇進。2019年9月,先代・井筒親方の死去に伴い,陸奥部屋に転属した。優勝6回。横綱在位41場所。三賞は殊勲賞2回,技能賞7回。得意は右四つ,下手投げ。186 cm,154 kg。通算785勝497敗231休。

*2:2020年12月,鶴竜日本国籍を取得し,引退後も親方として相撲協会に残ることが可能となっていた。

*3:さらに,横綱引退後 1 年以上経過で,師匠の了承を受けることにより,部屋を新設することもできる。