2020年2月24日更新
2013年7月28日付の記事「ギタースタンド(4 本用)の作製」をリメイクしました。
はじめに
複数のギターを立てかけることができるギタースタンドが欲しいと思ったことはありませんか。
複数のギターを収納できるギタースタンドは,シンプルな構造の割には,それなりの価格(数千円以上)となっているようです。
そこで,複数本のギターを立てかけることができるギタースタンドを簡単に,しかも安く自作しよう,つまり DIY*1 でギタースタンドを作製,というのが本稿の趣旨となります。
DIY ギタースタンドの設計
今回,作製するギタースタンドは,簡単に,そして安いものを目指します。
簡単を実現するため,材質が柔らかく,加工がしやすく,しかも安価に調達できる 1 × 4(断面が 19 mm × 89 mm)の SPF 材*2 を使用します。
今回は,複数(最大 4 本)のギターを立てかけられる木製ギタースタンドを設計しました。
木製のギタースタンドは,簡単,しかも安価に製作できるため,おすすめです。
下図は,今回作成する木製ギタースタンドの設計図です。
加工・組み立てを簡単にするため,シンプルな構造とすることを心掛けました。
材料は,ベースとなる 1 x 4 SPF 材とギターを立てかけるための丸棒で,調達価格はたったの 640 円*3です。
- 1 × 4 SPF 材 1,890 mm(@ 198 円) × 2 本 ≒ 400 円
- 20 Φ 丸棒 910 mm(@ 240 円)× 1本 ≒ 240 円
ギタースタンドの作製
まず,調達した材料を設計図の寸法に材料を切り出します。
丸ノコや卓上丸ノコがあれば便利です。
なくても場合はホームセンターの木材カットを利用*4すれば,省力化できます。
しばしば,木材加工を行うのであれば,電動丸ノコを備えておくと便利です。筆者は,ギタースタンド作製時には,電動丸ノコは持っておらず,人力で切断していましたが,その後,電動丸ノコを購入しました*5。
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木材の切断が終わったら,木ネジと木工ボンドで組み立てます。
木ネジと木工ボンドを使い,設計図通りに組み立てていきます。
設計図通りに組み立て後は,入念にやすりがけを行います。特にギターと接触する箇所は,入念にやすりがけを行いました。
なお,ギターの塗装への影響を懸念して,作製したギタースタンドには塗装は行いませんでした。
完成写真と留意事項
完成したギタースタンドに,手持ちのアコースティックギター 1 本,エレキギター 2 本を立てかけてみました。
4 本目のギターを立てかけるスペースには,ヘッドフォンやケーブル類を無造作に引掛けると,おしゃれですね。
DIY の割には,それなりのものができたのではないでしょうか。
ギタースタンドを使い 6 年以上,経過していますが,不具合はありません。
今回,ギターのボディを支える底面の幅は 300 mm としましたが,もう少し狭くしてもよかったかもしれません。
もし,ギタースタンドを DIY するのであれば,手持ちのギターのボディ寸法に合わせて,底面の幅を調整するとよいでしょう。