この記事では,4 本のギター(エレキギターやアコースティックギター)を立てかけることができる木製ギタースタンドを DIY*1 で作製したことについてまとめています。
なお,本稿は,2019年5月24日に「【簡単・格安】DIY でギター 4 本用のスタンドを作製」としてリメイクしています。
木製ギタースタンドを自作する動機
ギターの本数が増えてくると,「プロが使っているような何本もギターを立てかけれるスタンドが欲しい」と思ったことはありませんか。
しかし,インターネットのショッピングサイトを見ると,複数本用のギタースタンドは高額で,手が出ない・・・。
KC ギタースタンド 6本立て スタンドケース GSC150/6 (エレキギター、ベース、アコギ、クラシック用)
- 出版社/メーカー: KC(ケーシー)
- メディア: エレクトロニクス
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複数本のギターを立てかけられるギタースタンドといっても構造は簡単なので,木製ギタースタンドを自作(DIY)することにしました。
材料はホームセンターで調達できるものばかりなので,今回紹介する木製ギタースタンドは安価に,そして簡単に製作でき,おすすめです。
皆さんも,DIY で木製ギタースタンドを製作してみてはいかがでしょうか。
木製ギタースタンドの材料
近所にあるホームセンター(ホームセンタームサシ)で,ギタースタンドの材料となる木材を調達しました。
ギタースタンドのメインフレームは1 × 4 材*2,ギターはフレームに取り付ける丸棒をネックピローとして,立てかけることにします。
hc-musashi.jp
木材調達に要した費用は,合計 636 円。木製ギタースタンドの材料代はとても安い!
- 1 × 4 材 1,890 mm*3× 89 mm × 19 mm ・・・2 枚(198 円/枚)
- 丸棒 Φ 20 20 mm Φ × 910 mm・・・1 本(240 円/本)
※ 木材カットを省力化したい方は,ホームセンターの木材カット*4を利用するとよいでしょう。
木製ギタースタンドの設計
手に入れた木材を有効に活用すべく詳細な設計図を描きました。Jw-cad で描いた設計図は以下のとおりです。
今回は,最大 4 本のギターを立てかけることができるギタースタンドとしました。設計を少しだけ見直せば,3 本用ギタースタンド,5 本用ギタースタンドにもなります。
木製ギタースタンドの組立
Jw-cad で描いた設計図の通り,木材を切り出し,木ねじとボンドで組立ました。
ギターが直接触れる箇所(ネックピローや土台)については,ギターに傷がつかないよう入念にやすりがけしています。
参考で紹介するサイトの場合,ギターを保護する目的で,ネックピローや土台にコルクシートを巻いていましたが,きれいに巻くのは,難しそう。
今回はギターの塗装への悪影響を避けるため(別の言い方をすると,省力化のため),ギタースタンドへの塗装は行いませんでした。
ギターと同じようにラッカー塗装*5,あるいは,初心者でも失敗しにくいオイルフィニッシュにしても良かったかもしれません。
完成したギタースタンド(4 本用)
ギタースタンド完成後,実際にギターを立てかけてみました。
アコースティックギター(写真右)とストラトキャスター(写真左)には,ギタースタンドは,ぴったりのサイズでした。
しかし,HORIZON(写真中央)には底面の間隔 300 mm が若干広すぎたようです*6。
底面の間隔は,立てかけるギターによって調整(230 〜 270 mm)が必要です。
なお,4 本用のギタースタンドですが,手持ちのギターは 3 本しかないので,余った丸棒には,ヘッドフォンやケーブル類をかけておきます。
まとめ
複数本(今回は,4 本)用のギタースタンドを自作するといっても,簡単で,しかも安かったでしょう。
ぜひ,皆さんも複数本用のギタースタンドを自作してみてください。
自分で作った世界に一つだけのギタースタンドは,きっと愛おしくなるはずです。
参考
本稿と同じように,木製ギタースタンドを自作している方を見つけた。
以下のサイトでは,ギター工房「Premium Guitar Square」とオリジナルのカスタムギターブランド「Kigoshi Guitar」を主催する木越 孝之 氏のギタースタンドが紹介されている。
高級木材を使用し,釘などを使わない「ほぞ継ぎ」で作られたギタースタンドは,山の頂のギタースタンドである。