Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

the four GAFA ~Google Apple Facebook Amazon IT 四強の光と影~

我々は小売業の大きな転換点を目の当たりにしている。農業従事者の割合が 100 年で 50 パーセントから 4 パーセントに低下したのと同じ現象が,これからの 30 年の間に小売業で起こるだろう。(p. 60 - 61)

ある分野で合理化が追及されれば,その分野に従事する人の数は減っていく。100 年後,多くの人は何に従事しているのだろう。

富への道はリスクが満載で,そのリスクが結局・・・・・・いや,とにかく危険なのである。頭にボールがぶつかって倒れても立ち上がり,ズボンの汚れを払い落し,バッターボックスに立って次はもっと思い切りバットを振るように励ましてくれる社会。それこそ,億万長者を量産するための秘伝のソースだ。(p. 73)

何度転んだとしても,何度でも立ち上がる勇気をくれる社会であれば,人は思い切り走ろうとするのではないか。

ぜいたく品は合理的という点ではまったく意味がない。私たちはただ神聖なる完璧さに近づきたいという欲望,あるいは生殖の欲望から逃れられないというだけだ。(p .120)

人間の欲望を呼び起こすものは何だろうか。

ニーチェの「神は死んだ」という言葉は勝利の叫びではなく,道徳的指針が失われたことへの嘆きだった。世界的に急激に寿命が延びて豊かになっているいま,人々を家族として結びつけるものは何だろうか。よりよい人生を生きる助けとなるものは?私たちはどうすればより多くを学び,より多くのチャンスを見つけられるだろうか。私たちはどうすれば私たちを魅了し悩ませる疑問への答えを見つけることができるだろうか。(p. 204)

寿命が延びた。それは,より多く学ばなければならないことを意味する。

テクノロジー――ソフトウェア――は世界を支配しようとしている。いまはソフトウェアのプログラミングができるだけでは十分ではない。企業,あるいは消費者にとっての価値を上げる力と技術の両方を追及するセンスを持つ人材が必要だ。そのような仕事ができるトップレベルのエンジニアとマネジャーの多くは,トップレベルの大学出身だ。(p. 318 - 319)

技術だけではダメ,企業や消費者が何を求めているのか,それを探し出す嗅覚も必要。

一般的には,頭がよくて働き者で他人に親切な人のほうが,考えの筋が通らず怠け者で他人に不快感を与える人よりも出世しやすい。これはいままでも,そしてこれからも変わらないだろう。ときどきなぜこいつがと思うような例外はあるが。(p. 363)

人一倍働き,他人に親切になる。その方が周りに認めてもらえる。

大学の授業料は近年急騰している。1996 年から 2016 年の間のインフレ率が 1.37 パーセントだったのに対し,大学の授業料は 197 パーセントもアップした。教育はいま創造的破壊が求められている。(p. 370)

授業料が高ければ,何も学ばずに大学で過ごす人は減るのではないか。

給料だけで大金持ちになることはできない。資産を増やして富を築くには株が必要だ。CEO とその会社の創業者の純資産を比べてみるといい。(p. 380)

余剰資金を株に投資するのは,資産を増やすためには必須。

やりたいことをやるのではなく,才能を持っていることをやるのだ。自分は何が得意なのかを(早いうちに)見極め,その道のプロとなるよう力を尽くす。大好きになる必要はないが,嫌いであってはいけない。訓練でプロのレベルに達するなら,世間から認知されて報酬を受けることで,それを好きになれるだろう。(p. 384)

才能を持っていること,それを見極めて,どんどん磨いていく。その分野で,一目を置かれるようになれば,代えがたい人になれる。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

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The Four: The Hidden DNA of Amazon, Apple, Facebook, and Google (English Edition)

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