Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」マインド

『億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」マインド』(田中渓,徳間書店,2024年11月30日)を読了した。

複利の力は「時間」と「資本」が大きいほど効いてくる

複利は人生最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ,知らない人は利息を払う」という言葉は,物理学者アインシュタインが遺したものとして有名です。富裕層の人たちが複利の力を心得ているのも常識といっていいでしょう。(p. 21)

時間の長さが長く,資本の大きさが大きくなれば,複利の力をより強く実感できる。富裕層が複利を重視するのは当然である。

ブックスマートとストリートスマートの両方が必要である

よく,スキルや知識を表現するのにブックスマートとストリートスマートという言葉が使われます。ブックスマートとは教科書や本を読んで学ぶ,知識があって頭のいい人のことで,ストリートスマートとは実際の経験や現場をもとに学ぶ,賢い人のことを指します。(p. 31)

私は自分をブックスマート寄りだと認識しているが,本だけでは得られない学びも大切にしている。現場の経験が知識を補完してくれる。

億を扱う人が意識する 3 つのキーワード

億を手にするなら,「意思決定」「スピード感」「確実性」の 3 つのキーワードは今のうちから意識しておくべきでしょう。(p. 43)

「意思決定」「スピード感」「確実性」は,投資だけでなくプロジェクトマネジメントにも役立つ普遍的な原則である。

富裕層はグロース投資とバリュー投資の両方をとる

それは,富裕層はいつでも次のように両輪で物事を見ているからです。(p. 61)

  1. 成長投資,グロース投資をせよ
  2. 割安投資,バリュー投資をせよ

富裕層はこれらの 2 つの論調のどちらかを採用するのではなく,両方をとりにいきます。つまり,これから成長が見込める株も買えばいいし,明らかにお買い得ならそちらの株も買えばいい,ということです。

私もグロース投資とバリュー投資の両方を行っている。これまではバリュー寄りだったため,今後はグロース投資にも力を入れていきたい。

個人投資家は「制約がない」ことが最大の強みである

逆にいえば,個人投資家はプロとは異なり,1 銘柄あたりのサイズ,運用したい金額,売買タイミングなどに何の制約もありません。本当に勝算が見込めるものだけを選りすぐって投資もできますし,より小さい規模の株式を丁寧にさらっていくことで,勝算が見込めるということでもあります。日本の中小型株を個別に丁寧に研究していくことは,プロよりも個人投資家のほうが有利に働く投資ではないでしょうか。(p. 64)

個人投資家の強みを最大限発揮できるよう,丁寧に調査し,小型株も含めて勝算のある投資スタイルを確立していく。

不動産に対するメンタルブロックは富裕層にはない

「不動産は一生に一度の大きな買い物」というメンタルブロックのある富裕層に,僕は会ったことがありません。それは,富裕層が家のひとつや 2 つ平気で買えるお金持ちだからではありません。多くの富裕層は,金融リテラシーがきちんと身についているため,不動産は流動性のあるものとして買ったり,そのための借金をしたりといったことに不安感や抵抗感を抱く必要がないのです。(p. 92)

私はこれまで不動産を買ったことがない。必要なときはホテルに泊まればよいという感覚であり,所有する必然性を感じていない。

投資判断は「事前の基準」がすべてである

投資をする際は,「買った理由」や「あらかじめ決めた損切りライン」などをメモして,買った理由の前提が崩れたり,損切りラインを超えたりしたときは,感情を抜きにして売買をすることが鉄則です。(p. 98)

事前に判断基準を決めておけば,塩漬け株が増えることはない。

ROI を意識し,「金・時間・体」の使い方を見直す

「金,時間,体」という 3 つの資本をどんなふうに使うことでどういう結果が得られるのか,ということを考えるのが ROI です。「その行動は,時給換算するといくらになるのか?」を考えたときに,得られたものに見合っていないようなら直ちに改めたほうがいいでしょう。(p. 104)

このブログも金銭的リターンはほとんど期待できない。しかし,自分の成長という金銭では測れない価値がある。

習慣化は人生を変える「複利」である

仕事でもプライベートでも,何かひとつのことを「習慣化」できる力を身につけておくと,それは一生の武器になる,と僕は確信しています。

僕自身,習慣化の技術を身につけたことで人生が大きく変わりました。富裕層のみなさんにとっても習慣化は「億を超える人」としてサバイブしていくうえでも通底している考え方です。(p. 125)

習慣化された行動には複利が働く。小さな習慣が大きな成果につながる。

FIRE が支持される理由

1980 ~ 2000 年代に生まれたミレニアル世代や Z 世代を中心に,世界的なムーブメントが広がっているといわれる FIRE。資産運用をして生活費を確保できる仕組みをつくりつつ,40 歳くらいで仕事をリタイアすることを目指す FIRE は,「自分の時間を大切にしたい」「これまでの労働観には疑問しかない」「経済的に不安定な社会に不満を持っている」といった意識を持った人たちから,理想的なライフスタイルとして憧れられているようです。(p. 146)

自分の時間を持ち,自分の好きな仕事をし,経済的に自立できれば,精神的にも楽になる。

富裕層が絶対に怠らない 3 つのこと

富裕層たちが日常生活を送るなかで,「これだけは絶対に怠らない」と決めている 3 つのことがあります。

それは,「人脈に関する情報を仕入れること」「創作意欲を満たす情報を仕入れること」「体をメンテナンスすること」です。(p. 181)

どれだけ富があっても,体が衰えていては意味がない。体は大切にしたい。

富裕層に共通する 7 つの仕事術

  1. メールの返信が早い
  2. 情報提供や人の紹介を惜しまない
  3. 「ToDo」と時間軸の整理が明確
  4. チームの稼働率を 100 % にできる
  5. 判断事項は,考えなしに持ち帰らず,その場で結論を出す
  6. 相手の立場が理解できている
  7. いつでも責任感とオーナーシップを持って仕事をしている

富裕層は少なくとも 4 - 5 つ,ほとんどの場合は 7 つすべてにチェックが入るでしょう。(p. 192)

富裕層は,仕事もできてしまう。行動の質が高い。

相手を理解し,価値を与える姿勢を持つ

  • Step1. 自分の引き出しを増やすために日頃から学習をしておく
  • Step2. 相手をよく知る。調べ尽くす
  • Step3. 相手に共感できているところを伝える
  • Step4. 自分が相手に与えられることを真剣に考える
  • Step5. 相手と一緒にできることを探し,勇気を出して自分から誘う(p. 200)

2026 年は,相手のことをよく考え,価値を提供できる人間でありたい。

80/20 の法則で時間の価値を最大化する

富裕層でもビジネスパーソンでも,稼ぐ人はいつでも「80/20 の法則」(パレートの法則)を意識しています。とくに,「仕事の成果の 8 割は,全作業時間のうちの 2 割の時間で達成される」という時間に関する「80/20 の法則」を大事にしています。(p. 203)

作業時間がどんな価値につながっているか,定期的に振り返りたい。

人が変わる 3 つの方法

人間が変わる方法は 3 つしかない。「時間配分」を変える。「住む場所」を変える。「付き合う人」を変える。――ということを,経営コンサルタント大前研一氏は述べていました。(p. 219)

変わりたいと思ったときは,この 3 つを見直すことが効果的である。