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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

増税地獄 増負担時代を生き抜く経済学

増税地獄 増負担時代を生き抜く経済学』(森永卓郎KADOKAWA,2023年2月10日)を読了。

人類は繰り返し,バブルを経験している。この 200 年間で 70 回以上のバブルが発生している。そして,バブルは必ず崩壊し,経済が大きな打撃を受けるのだが,その経験は後世に引き継がれず,何度も繰り返している。

つまり,バブルは資本主義の宿命と言ってもいい。(位置 No. 410)

バブルは資本主義の宿命である,ということには同意。バブルを恐れるのではなく,うまく利用する術を身につけよう。

小銭を投資し始めた人が,株価が下がるような政策を望まなくなっている。自分の資産が減るからだ。そうすると,企業の利益を守るために賃金を抑え込んだり,庶民対象の増税をするしかなくなる。結果,金持ち優遇が進む。公平な分配が阻害される時代になってきているのだ。(位置 No. 486)

多くの人が,株価を上がる政策を支持するようになれば物事は決めやすい。

トカイナカの定義は,まだ厳密に定まっていないが,都心から直線距離で 40 キロから 60 キロ程度の地域だと考えている。言い換えれば,列車で都心から 1 時間前後で到達できる地域となる。(位置 No. 572)

列車に新幹線を含めることができれば,かなりの地域がトカイナカになる。

健康の秘訣を医者に聞くと口を揃えて言うのは,「野菜中心の食事で適度な運動をすること」だ。自分の畑を持てば,それが簡単に実現できるのだ。(位置 No. 1228)

野菜中心の生活では,活力が湧かない。

畑を楽しもうと思えば技術と知識が必要だ。それは,すぐには身につかない。言い換えれば「生きる力」とも言えるが,それを身につけていない人はガンガン働いて税金,社会保険料で持っていかれる奴隷生活に陥ってしまう。(位置 No. 1271)

何をやるにしても,技術と知識が必要。技術と知識を身につけたら,それを生活の糧にする。

私は,増税地獄から逃れる方法はたった 1 つしかないと考えている。それは,住民税の非課税最大限までしか働かないことだ。もちろんそのためには,移住を含めた徹底的な節約をして,低コストで生きていける生活基盤を作らないといけない。そして,野菜中心の質素な食事と適度な運動を心がけて,できるだけ長生きする。そうしたライフスタイルに政府はなかなか手が出せない。節約と健康の課税は,とても困難だからだ。(位置 No. 1447)

多くの人が低コストを望めば,経済が縮小してしまう。資本主義の世の中で,欲望を捨ててはいけない。