『神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り』(星 渉,KADOKAWA,2019年7月19日)を読了。
誰かに否定されると,負の強い感情が伴うため,記憶に残りやすくなると言われています。記憶に残るということは,あなたの印象がいつまでも相手に残り続けるということです。この人は私のことを否定する人だと。ですから,あなたが誰かに相談事やアドバイスを求められた時に,相手を否定するような発言をすると,もうあなたのもとには,誰も相談やアドバイスを求める人が来なくなります。
そう,それは”傷つきたくない”から。(位置 No. 454)
相談やアドバイスを求める人が来なくなるのは寂しいかもしれない。上の立場になればなるほど,当てはまる。
自分と違う意見や考え方の人を「頭ごなしに否定する」のではなく,相手がその発言,行動に至った理由に関心を持ち,聞いてみよう。「なぜそう思ったのか教えてもらえるかな?」のひと言を日常で活用してみよう。(位置 No. 631)
「なぜそう思ったのか」と聞いた答えが「何となく」では,アドバイスすることもできない。
心理学者のジークムント・フロイトは,人間の心が優先する第一要素は「id(イド)」だと提唱しています。イドとは,快楽の原理に基づいて,本能のままに快楽を求めて,痛みを回避することです。
つまり,あなたや私を含め,「人が動く」要因は,実は次の 2 つしかありません。
- 「快を得る」(ために動く)
- 「痛みを避ける」(ために動く)
この 2 つをうまく使い分けることができれば,私たちの周りにいる人たちが迅速に,かつ継続的に思い通りに動いてくれるようになります。(位置 No. 1778)
快を得る,痛みを避けるように人を動かせばいいのか。
今やっていることが辛そう,つまらなさそうな人がいたら,「今どこを目指しているのか?」と質問してあげよう。(位置 No. 2032)
「今どこを目指しているのか?」に答えられないようであれば,放っておく。
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