『図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法』(福地健太郎,園山隆輔,翔泳社,2019年2月6日)を読了。
文章を書きだす前に,書き上がった文章を誰がよむのか,その読み手は内容についてどれくらいの知識をもっているのかをあらかじめ検討しておくことが大事(位置 No. 438)
文章の読み手を意識して,文章を書く。
理工系の文章で事実を示す上で手っ取り早いのは,量で示せることは量で示すことです。(位置 No. 716)
本論には「問題 (Issue)」「手段 (Method)」「結果 (Result)」の三つを書こう(位置 No. 1094)
問題,手段,結果のフレームで本論を考える。
書いた文章をしばらく寝かせてから読む(位置 No. 1445)
文章を書き上げたら,しばらく寝かせてから読む。
「雑でもいいからとにかく書け」は,たっぷりと時間に余裕のあるうちに文章を書き始めることを推奨する言葉です。(位置 No. 2376)
とにかく書いておけば,直すことができる。
学問や研究開発における私達の営みは,よく「巨人の方の上に乗る人」という比喩で語られます。人は巨人に比べると遠くを見渡すことはできませんが,巨人の肩の上に乗れば巨人よりほんの少し遠くを視界に入れることができるようになります。それと同じように,先人の研究成果を利用することで私達はより先を見通すことができるようになります。
学問は,そうした営みの積み重ねです。自分の研究がどのような先人達の積み重ねの上に成り立っているのか,そのルーツを読み手にきちんと明らかにすることが,学問に関わる者が守るべきマナーです。(位置 No. 2801)
先人達の積み重ね,そのルーツを明らかにした論文を書く。