『人を動かす原則』(レス・ギブリン,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2017年12月25日)を読了。
人々が仲よくやっていけるのは,お互いの自尊心が高いレベルにあるときである。自尊心が高い人は明るくて心が広く,他人の考え方にすすんで耳を傾ける。自分の基本的なニーズを満たしたから,他人のニーズのことを考える余裕があるのだ。そういう人は精神的に安定しているから,自分が間違っていることを認めることができる。批判や侮辱に対しても冷静に受け流すことができる。なぜなら,そんなことぐらいで自尊心は揺らがないからだ。(位置 No. 108)
お互いの自尊心が高いレベルにある人,低いレベルにある人では,どうしても仲良くなれる度合いが違う。
相手のあら探しをし,その欠点を直すための対策を提示する人は,絶対に友人をつくることができない。
相手を受け入れる人は,相手の振る舞いを改善させる大きな影響力を持つ。(位置 No. 169)
相手を受け入れたい気持ちはあるものの,相手のあら探しをするのは大好きだ。
他人に好印象を与えたいなら,相手に感銘を与えようとするのではなく,相手に感銘を受けたことを伝えるのが最も効果的な方法だ。
つまり,自分の素晴らしさを認めてもらおうとするのではなく,相手の素晴らしさを認めることが大切なのだ。(位置 No. 266)
相手の素晴らしさを探すことが困難な場合には使えない手段か。
「相手が正しいか間違っているかは本当に重要か」と自分に問いかけよう。相手のプライドを犠牲にしてまで,ささいなことで勝とうとしてはいけない。自分のプライドを満たすために小さな勝利を得ても,相手のプライドを傷つけると大きな損失をこおうむることになる。(位置 No. 278)
相手のプライドを傷つけることの損失は大きいことを知っておく。
人を動かしたいなら,人間の本性に逆らうのではなく,人間の本性に合ったやり方を選択しなければならない。(位置 No. 518)
人を動かすというのは,簡単なようで難しい。人間の本性に合ったやり方を選択することを心掛けていこう。
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