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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

他人を攻撃せずにはいられない人

2021年8月20日作成

『他人を攻撃せずにはいられない人』(片田 珠美,PHP 研究所,2014年2月20日)を読了。

他人を攻撃せずにはいられない人の手法(位置 No. 589)

  1. わからないふり
  2. 他人のせいにする
  3. 非常に動じない
  4. 疲弊させる
  5. 他人の価値を無視
  6. ズレ
  7. 罪悪感をかき立てる

私の頭の中に浮かんだ「他人を攻撃せずにはいられない人」も,1. ~ 7. の手法を駆使していた。(過去形としたのは,現在は疎遠となってしまった。)

自分自身の考え方や価値観を唯一最良の基準として他人に押しつけたり,自分の知識や教養をひけらかしてそれを身につけるのが当然という態度で接したりするのも,攻撃欲の強い人がしばしば用いる手法である。(位置 No. 968)

私自身の考え方や価値観を他人に押しつけることがある。私も攻撃欲の強い人に分類されると自覚。

「悪を叩いてスッとした。楽しかった」

なぜ悪を叩くとスッとするのか。それは悪を叩くことによって,「自分には悪がない」というふりをし,自分自身の悪を否認できるからである。しかも,自分が否認した悪を外部の他人に転嫁する,つまり攻撃対象の他人に「投影」しているのだ。(位置 No. 1235)

悪を叩くのは,自己満足に過ぎない。

一般に周囲の人を脅したり,恐怖を与えたりするのは,自分自身が他者を恐れているからである。少なくとも,通常のやり方では他人を自分の思い通りに動かすことはできないと感じているからこそ,恐怖に訴えようとするわけである。

このような姿勢それ自体が,自信のなさや無力感の裏返しとも言える。自分に自信がなく,周囲と信頼関係を築くこともできず,不安にさいなまれているせいで,自分のほうが優位に立って相手を支配できるように,震え上がらせたり,振り回したりするのである。

このことをきちんと認識して,攻撃欲が強い人は実は臆病な意気地なしなのだという視点から眺めることが必要である。他人を恐れていて真正面から立ち向かう勇気がないからこそ,陰湿なやり方で痛めつけるのだし,復讐を恐れているからこそ,背後から切りつけるような卑劣な真似をするのだということを忘れてはならない。(位置 No. 1612)

通常のやり方でも,人を自分の思い通りに動かすことができるようになる。