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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

超AI時代の生存戦略 <2040年代>シンギュラリティに備える34のリスト

超AI時代の生存戦略 <2040年代>シンギュラリティに備える34のリスト』(落合陽一,大和書房,2017年3月25日)を読了。

スマートフォンの普及による結果,人はインターネット上に第二の言論・視聴覚空間を作り,住所を持ち,SNS を生み,社会を形作った。言うなれば人はデジタル空間にもう一度生まれた。(p. 13)

デジタル空間に生まれることができてよかった。デジタル空間のない世界は想像もできない。

官公庁の発行する計画のほとんどはバズワードと時流の確認だ。機械はバズワードの組み合わせを作ることやトレンドを分析することに関しては非常に優れている。(p. 26)

官公庁の発行する計画は,すごく立派なものとして捉えていたが,ほとんどはバズワードと時流の確認に過ぎないのか。

今の社会において,雇用され,労働し,対価をもらうというスタイルから,好きなことで価値を生み出すスタイルに転換することのほうが重要だ。それは余暇をエンタメで潰すという意味でなく,ライフにおいても戦略を定め,差別化した人生価値を用いて利潤を集めていくということである。(p. 31 - 32)

私のライフにおける戦略は何か,まだ言語化できていない。

暗記するためにノートをひたすら書いたり,何回も唱え続けたりすることはないけれど,ざっくりとフックがかかっている状態,おぼろげにリンクが付いているような状態が,これからの時代に理想的な知識の持ち方だと思う。(p. 127)

新しい知識と既存の知識がうまく繋げられるように知識を持っておく。

「あえて壊す」ということは実は重要であって,あえてじゃない状態で壊れていると,何も意味がない。「たまにはいいよね」という話をどうやれば正当化してあげられるかという話だけれど,「あえて壊す」「あえて変わった状態にする」ということが,人間の特徴としてあるということは覚えておきたいことだ。(p. 148)

「あえて壊す」「あえて変わった状態にする」ということをしなければ,議論を進められないこともある。

理性でごはんを食べられれば,誰だって全員がダイエットに成功できると思うのだが,実際はそうなっていない。それは,人間は「メタ的な視点で考える」ということが上手にできていないからだろう。(p. 151)

理性でごはんを食べても楽しくない。

テクノロジーの変化が私たちに求めようとしている事実は,おそらく次の 4 つだ。(p. 172)

  1. 身体はタンパク質コードによって記述された有機的機械である。
  2. 心はやがて人工知能によって実証され解体され記述され得る関数である。
  3. 五感を再構成することで個人やコミュニティによって違った現実を定義しうる。
  4. 計算機発展以降,ヒトは世界を観察し解釈を与えうる唯一知性ではない。

テクノロジーを突き詰めていくと,このような事実になるのか。