2020年10月11日作成
『デジタル時代の基礎知識『リサーチ』多彩なデータから顧客の「すべて」を知る新しいルール(MarkeZine BOOKS)』(石渡 佑矢,翔泳社,2017年12月11日)を読了。
リサーチを事業に活用している企業と活用していない企業では,情報の格差がどんどん広がっている。「リサーチしなくても,よいものを作れば売れた」というのは過去の話だ。「情報をどれだけ知っているか」が事業戦略やマーケティングに反映され,売上の結果に表れる。(位置 No. 251)
情報をかき集めても戦略は生まれない。
情報から価値をもたらす戦略を見つけなければならない。
情報を持たずに意思決定をすることは極めて危険だ。思いつきやその時の感情で判断していると,企業の持続的な成長は期待できない。リサーチで情報を獲得し,意思決定を行うことが望ましい。「社外の情報」と「社内の情報」を把握した上で,ビジネス判断を下すことが定石である。(位置 No. 473)
思いつきや感情で判断されないよう情報をしっかり把握しておく。
内部環境の分析フレーム(VRIO 分析)(位置 No. 499)
私が勤めている会社の内部環境を分析してみよう。
オムニチャネル(すべての経路)(位置 No. 552)
オンライン・オフラインのすべてのチャネルについて,生活者が特にその違いを意識することなく,シームレスに利用できる状態を構築しようという取り組みである。
シームレスに利用できる状態を構築することが,一つのマイルストーン。
ニーズをつかむ方法が 3 つあると筆者は考えている。「事実データ」「観察」「共創」だ。(位置 No. 650)
ニーズをつかむために,観察から始めてみる。
目標と現状のギャップ(=問題)を解消するためにやるべきことを「課題」という。(位置 No. 715)
目標と現状のギャップ(=問題)探しから始める。
企業規模が大きくなると部門間での情報連携が難しくなる。各部門が個別最適に陥り,他部門と情報共有や業務連携をしなくなる状態を「組織がサイロ化している」と表現する。各部門がバラバラに動いている状況下では,多くのムダが発生し,全社の目標を達成できないリスクが高い。すべての部門が共通の目標に向けて有機的に連携し,上位目標と各指標がつながっていて,それぞれの PDCA が適切に回っている状態が理想的だ。そのためには,社内で「共通言語」を持つことが有効である。(位置 No. 1728)
私が勤めている会社は,まさに組織がサイロ化しているように思える。