Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司 1 年生の教科書

『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司 1 年生の教科書』(篠原 信,文響社,2016年11月22日)を読了。

「指示」にはどうしてもあいまいさが残り,部下が自分で判断して行動せざるを得ないもの。そしてその結果を,ビシビシ「違う!」と怒ってしまうか,「そもそも指示があいまいですもん,ちゃんとできるほうがビックリ。やってくれただけでありがたい」と感謝するか。そこが大きな別れ道になる。

優秀な上司だと部下が指示待ちになり,私のような融通の利かない不器用者だとスタッフが私より優秀になるという皮肉。(位置 No. 377)

「違う!」と言ってしまいがち。気をつけよう。

教科書は一つよいことがある。自分で好きなペースで読み進められること。人の説明だとその人のペースで話がどんどん進むから,理解が追いつけなくなってしまう。もう一度同じところを話して,とお願いしても面倒がられる。それに比べて教科書は,当たり前と言えば当たり前だけど,「自分の読んでいるスピードでしか説明が進まない」から,ゆっくり理解することができる。(位置 No. 403)

部下におススメの教科書を渡すのは楽である。

ソクラテスと話していると,これまでになかったほどどんどん思考が深まっていく様子が自分でも感じられて,若者は知的な刺激を大変受けたようだ。それが若者にとってはたまらない楽しみだったのだろう。

「相手の答えに対し,新しい情報を加味して,新たに質問する」ことを繰り返すだけ。相手は新しい情報とも矛盾しないで済む新たな仮説を唱える必要に迫られる。(位置 No. 1237)

上司と部下の対話を通して,上司と部下は成長していくことを目指す。