2020年9月21日更新
『リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書』(白川 亮,日経 BP 社,2019年1月7日 第1版)を読了。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の時代だと人は言う。DX とは単に便利な道具として IT を買ってくるのではなく,新たなデジタル技術に合わせて自社のビジネスと組織をダイナミックに変えていくことである。言うのは簡単だが,DX を乗り越えるには当然,葛藤や痛みを伴う。 (位置 No. 37)
自社のビジネスと組織をダイナミックに変える,と言っても何から手をつければよいのやら。
いま企業が直面している変革,つまり DX は,先行きが不透明で「やってみて軌道修正」「現場でそれぞれの専門家が都度判断」を繰り返しながら手探りで進めるタイプの仕事だ。いわば,社長の指示命令が行き届かないゲリラ戦に近い。(位置 No. 68)
ゲリラ戦から革命が起こることを期待。
優れたリーダーは上から落ちてきたゴールであっても,それを解釈し,自分の言葉で「俺はこのプロジェクトをこうしたいから,みんな協力してくれ」と語るようになる。(位置 No. 311)
自分の言葉で,プロジェクトを語れるようになる。
MVV を考えるのが先決か。
つまり,コンテンツ(知識)よりもプロセスに熟達し,組織を動かし,現実のビジネスを変えることが求められている。特にデジタルトランスフォーメーション(DX)でそれは言える。DX とは,単に IT を買ってくることではなく,新しいテクノロジーをテコにして組織やビジネスを変えることだからだ。(位置 No. 707)
10 年後の組織を思い描いてみる。
見えている課題は氷山の一角,水面下に組織にとっての根本課題が眠っている。(位置 No. 3373)
組織の課題は何か,今一度考えてみる。