『仕事が速い人は,「これ」しかやらない ラクして速く結果を出す「7つの原則」』(石川和男,PHP 研究所,2020年3月)を読了。
注力すべき仕事を見極め,その仕事を最速で片付ける能力。そして,そうでない仕事は,うまく人に任せる能力。
まずは,私が注力すべき仕事を見極める。
「仕事の量は,完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
これは,1958 年にイギリスの歴史学者および政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した「パーキンソン第一の法則」です。(位置 No. 282)
仕事の期限は,短めに設定する。
本当の課題や問題点を見つけるためにも,まず動く(位置 No. 356)
まずは,本当の課題や問題点を見つける。
イギリスのある大学の調査によれば,事務系の職場の上司は,本来なら部下でもできる仕事の 41 % を自分で抱え込んでしまっている(位置 No. 445)
部下でもできる仕事を自分で抱え込んでいないか,内省する
会議は目的別に大きく分けると,次の 4 種類に分けることができます。(位置 No. 1081)
- 伝達する会議
- アイディアを出し合う会議
- 決定する会議
- 誰かが力を見せつける会議
会議に参加する前に,どの種類の会議なのか見極めておく。
会社という限られたスペースのなかで新しい商品の企画書を書こうと思っても,画期的なものは生まれてこないのです。
ビジネスパーソンが,視野を広げるのに有効な方法は,「書籍を読む」「セミナーに参加する」「異業種交流会・同業他社の交流会に参加する」などでしょう。(位置 No. 1527)
視野を広げるために「書籍を読む」「セミナーに参加する」「異業種交流会・同業他社の交流会に参加する」を大事にする。
クリエイティブな仕事が不得意な人は,「無心でスタートして,とにかく最後まで作業し,後から冷静に見直す」(位置 No. 1773)
クリエイティブな仕事も作業をしなければ生まれない。
私が知るかぎり,仕事が速い人は,皆,共通して読書家です。
こなしている仕事の量がハンパないのに,「いつ読んでいるんですか?」というくらいにたくさんの本を読んでいます。逆に,仕事が遅くて,たいした量の仕事をしていない人にかぎって,「忙しくて,本を読む時間なんてない」なんて言っているもの。(位置 No. 1959)
忙しくても,本を読む時間をつくる。
「自分の仕事を速くするための究極の方法」は,仕事の速い人たちの仲間になることです。(位置 No. 2163)
仕事の速い人たちの仲間になり,その方法を学ぶ。
仕事が速い人になるには,まずは,無駄なこと,慣習で行っていること,非効率なことをなくす。さらに,今ある仕事を部下に任せられないか,時間はお金で買えないか,専門家や上司を巻き込めないか,先人の真似ができないか,他人の脳みそを借りられないかを考える。シビアな期限設定,難易度の高い仕事の細分化,嫌な仕事を 5 秒ルールで終わらせる,仮説を立てて試していく……。
仕事のコツをつかんで力の入れどころを習得することで,仕事は格段に速くなります。(位置 No. 2185)
仕事を速くするための仮説を立てて試し続ける。